2010-01-01から1年間の記事一覧

なぜ「新色彩」なのか?

1, なぜ「新色彩」なのか? この講座がなぜ「新色彩」なのか?、何故再開するのか?簡単に説明をしておきます。 従来から(現在も)主流の色彩学は、その基本を「グラスマンの3原色」に置いています。この規則自体は(光の現象を正しく分析評価した)もので、…

「新色彩論」を再開します

雄さんの「新色彩論」を再開します 本年1月から始めた雄さんの「新色彩論」の講義は5月で一応の終わりました。 色彩論の全てに関わる膨大な内容だったし、物理科学の不得手な人には(スピード違反)だったかも知れません。その後質問も受けましたが、総じ…

 新色彩学(本講)を一応終了します 

(色の新要素)(色の純度) 単一色は大凡の色を纏めて呼ぶもので、「厳密な意味の単一色や単一光は在りません」また光の強さ(エネルギー)は(周波数と帯域幅を持つ)と言いました。(参照、3月19.21日)。 これまで、表面の色調のみを「色」として扱ってきま…

 色彩調整 

色彩調整(従来の色操作) 画像の色彩操作に当たる場合、基本的な心得として「色彩操作」はすべて元画像の(改変・改悪)を行うので、目的範囲を限って最小限に留めるべきだ」と言われてきました。 一つの操作が、全てに影響するし、操作を重ねると(元には戻せ…

 プリンタの色 

513 プリンタの色 写真や絵画などを、ビデオや・スライドで見るのと、カラープリントでは、色の深み(透明感や色の張出し)や迫力が全く違います。 プリンタの色の悪さに閉口してるのは筆者だけではナイと思うのですが‥(プリンタの宿命) ビデオやスライドで…

 色の同定 

色の同定(色彩度調整) 新しい色立方体の解析により(色彩度は中心から外に向かって立体的に広がる)ことが明らかになりました。 この「色彩度の独立」は、従来到底果たしえないと思われた夢が解決したのです。 (参照、4月26日)実際的な色の取扱については…

 色の名前 

色の名前 絵を描いたり塗装など実際の微妙な色扱いのために、正確な色基準や詳細な操作法が求められます。 しかしこれまで(色の基準は無く)色を表す表示法も(心理的な色配置)だけで、相互の色関係や色の操作に耐えるものは皆無でした。 上図は、現在の色…

 表面の色  

表面の色 (RGBデータ) 新色彩の特徴は、従来から単なる(技術デ ータ)と見られた(RGB色空間)を、実際に「色の立方体」として体現し見直した所にあります。 直交三軸の基点を従来のゼロ位置(黒色)から立体中心(灰色)に移動させ、三軸は(色方向)…

 RGB値の利用 

RGB色彩への利用(新色彩)への変化と言っても、周りの(表現・規則や利用法)が変わるので「色」自体に変化はありません。 これまでの(色の取扱)を新色彩の(ルールに変更)したら‥取扱や結果は?、ということです。(色の配置) 立方体の色配置、中心か…

 色彩の応用 

色彩の応用 前章(色の世界)のつもりが、次の(利用面)に深く入り込んでしまいました。これ迄の所は(かなり端織ったが)一通りは終わったことにします。 これまでの纏めを兼ねて「実際的な利用の一端}を披露しておきます。(講座を通された方には)目新…

 色の質感 

色の質感 ついつい色利用の話になるので、最後の「色彩応用」に入ることにします。 がこれまで置いて来た「色の質感」について少し触れておきます。 本講のこれまでの検討で、従来の(色明度)は、白・黒色として(色調)に含まれ、(彩度)も方向と度数を持つ(色…

 ローカルカラー 

ローカルカラー(色の精密調整) どんな場合でも一つの調整要素が、受持ち範囲を超えて他に影響を与えてはいけません。「調整因子の独立」は調整に当たって(具備すべき前提条件)です。 従来の色彩では「色の三要素の間違い」のため(諸元が相互に絡み合い…

 球形変換 

球形変換 頂点の色を上から眺めると②図のように見えます。中心部分の六角形は3面の集まり(3つの色グループ)です。 しかしこれは正確な解析用の話で、人の目には「色に段差は無く連続変化している」ように見えます。(視覚の中に、球形変換(中心からの距…

 色軸と色度 

色軸と色度 昨日の検討で、色は4つの色で構成されていました。しかし四つの色は立体的に相互に絡んでおり、四隅の色の単純な配分ではありません。 (カラーパレットは少し違っていました(色の反転部を知りませんでした)スミマセン)←素材の純粋(赤)と合成…

 色の明暗 

色の明暗(白黒軸) 第①図は、色立方体の白黒軸を垂直にし、回転軸を付けたものです。 軸の上端は白色、下端は黒色です。中間の高さでは、上が明るく下が暗く軸上の高さは色の明暗(白黒度)を示しています。 この立方体の軸を回転させると、色模様は第②図の…

 色グループ 

2 色グループと色調群 (色面) いまボックスを,斜め上から見ているとします。 奥の上が白色で手前は赤色です、 白から対角位置(斜め向こう)が赤色なら(R)面です。 同様に、奥の左側は、白→緑で(G)面です。奥の右側は、白→青で(B)面です。 底の面は、…

 色アドレス 

色アドレス 色の名前は昔から、花や鳥など自然の色を(色名)に使用してきました。大まかに物を示すのに便利ですが、細かい色の変化には対応できません。 全ての色を正確に表せる(系統的な色名)が求められますが‥ 現在多くの色体系があり、喧伝華やかです…

 頂点の色と名前 

頂点の色と名前 頂点の色 夫々の頂点は独特の色で原色 (8つ)です。(参照、4月21日) 第①図の上面はB面で、空・白・茜・青の4色には(B軸成分)があります。 第②図の 〃 Y 〃 緑・黒・赤・黄 〃 Y 〃 図示の色成分を考慮して、各頂点(原色)の色成分は、 …

 色面ー1 

9 色面-1 これまで、「色」について、詳細(物理的)な検討を行い、色の発生機構や色彩の構成分布など「色彩の基本」が明らかになりました。これらは、従来の説明とは違っており「全く新しい色の世界」を開きました。 これからは、実際の色の配置や広がり、そ…

 色の世界へ 

色の世界へ 昨日の「色彩度取扱」如何カナ?、本講座のハイライトなのですが(余り気付いてない?様子ネ‥そのうち分かる)。 (光の物理から立方体の解析まで‥)かなりのハイペースだったので(シンドカッタ)人があったかも‥ 。 遅れた人も(慌てない・マイ…

 色彩度の取扱 

色彩度の取扱 (三値の最大) いま或る色の実座標,P=(Rx、Gy、Bz)が与えられたとします。 * 三つの値のうち最大は(仮にRxとする)は、中心から遠く、表面に最も近付いています。(三値に同じ係数を掛けて(Rx*K、K=1.0〜XX)徐々に拡大…

 色彩度 

色彩度(同心立方体) この立方体は、一定の板厚の箱が何層にも重なって出来た「同心立方体」と考えます。表面の色を薄く剥がすと殆ど同じ(僅かに濁った)立方体が中から順次現れます。面は次第に小さくなり最後は中心点(灰色)に行き着きます。(三角錘) …

 ミラクルパレット-2 

ミラクルパレット 上の図面は(もうお馴染みだが)当初筆者ははこれを「ミラクルパレット」と呼んでいました、(参照、2月3日) (色の達人はご存知だった?)かも知れませんが‥、当時の私には大変な驚きでした。(混色法) 当時(それほど昔ではナイ)の話。…

 空間距離 

空間距離 (色の分布) 頂点(8)の色は三面に広がり、全ての色がお互いに混り合っています。(上図はボックス左横の(Y)面です)。1、AB二点間の色は色元からの距離の逆比になります。(黄色→緑)黄色や緑は色元から遠いほど薄くなります。 2、赤と緑の色…

 座標変換 

座標変換 (新しい色空間)では(視点の移動)により、全てが立方体の中心から外へ広がる形です。(立方体の中心)に座標基点を移動し、色の分布や現象・性質などを観察することになります。 旧来のRGB座標は(目盛り0〜255、基点0.0.0)でしたが、新しい座…

 新色空間と座標 

新色空間と座標 これまでの色は立体を外から眺めて(色が夫々の位置に配置されている)としてきましたが、昨日の考察結果から「色は立方体の中で、中心から外に(放射状に立体的に)広がる」もの、でした。 (色を見る視点を、外から中に変えて見直して欲し…

 色の成分 

色と色成分 昨日は、色ボックスの中身全てをお見せしました。 色は中心から外へ(立体的に)広がっており、これまでの外から眺め(一定の位置に配置され)た色と違っていました。 (頂点の色) 改めて「頂点の色」を観察して見ましょう。 夫々の頂点は独立し…

 全色の見本 

全色の見本 ボックスの色は、表面から中心に向う→灰色濁りが濃くなり→中心で完全な灰色です(参照、3月14日)。* 表面を純色、中心を元色、中間の全ての色は濁色です。 * 表面の色模様を表面色調と呼びます ←(従来の色相との混乱を避けるため) 中心の濁…

 RGBデータ 

RGBデータ1、RGBデータ (RGBデータ)は、三原色(RGB)の光量の値(3つ)で色を指示する方式です。 全色の表示が可能で(絶対座標表示)とも言われ、色データの表示手法として、工学面で(写真や光学機器、画像伝送など‥)に広く使われてきたも…

 色の立方体 

418 色の立方体 いよいよ待望の「色」そのものについて、見て行くことにします。 まづ「カラーボックス」を目の前に置いて下さい。(作ってない人は引き返して下さい!)。 (お帰りの時間を少しとります)hi では、再開します。貴方のボックスと上の図柄は…