2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 ブリュッケ現象 

ブリュッケ現象 これまでの(旧色彩学)は、明るさは、色が持つ属性の一つ(色明度)だと格下げし、光の作用・効果であることを(無視)してきました。 私達は「光の強さによって色が変わる」と主張して、色々の実験などもしてきたのですが・・、これらは(…

 色と目の感度 

色と目の感度 目が感じる光の限度はどの程度なのか?・・、また色を感じる明るさは?・・など(人の目の感度)について、(殆ど調べられていない)のが実情です。(比視感度) 第1図は、CIEという色の国際機関が発表している(比視感度)で、棹体・錐体…

 色感度を探る 

(色感度を探る) 光の種類によって、夫々の波長分布が違い、画面の色全体の感じが大きく違っていました。 波長分布の違いが(色の違い)を産み出す元と思われますが・・、 そこで、色別に波長分布がどのように違っているか・・を、調べて見る事にします。(…

 分光器で遊ぼう 

(分光器で遊ぼう) 簡易分光器は面白いですネ、でも、(直接の太陽光など)危険なので(漏れ光など)には十分注意しましょう。 夜の電灯光や蛍光灯 公園などの水銀灯や道路の黄色ランプ・ダイオードのランプ・・・etc。 プラスチックケースや色ガラス&…

 分光器が絶対正確 

(分光器が絶対正確) (明るさで色は動く) (分光器)は如何でしたか?・・光りの種類によって色々なスペクトルが見えた・・と、思います。 ← 本器の分光結果は、 *光りの強度を強くしても(スペクトルは少し色が濃く明瞭になる程度で、殆ど変わりません…

 太陽光のスペクトル  

太陽光のスペクトル (スペクトル図) (輝線や暗線色・・)の話は(2010.3.19 )辺り、太陽光の物理で出てくる話です、忘れかけてた人は見直しておいて下さい。 (自然光と人工光) 最近の人工光(蛍光灯・ネオンサイン・最近の高輝度ランプ・・など)は、…

 簡易分光器を作ろう 

簡易分光器を作ろう 今日の図面は、「図解雑学 よくわかる 量子力学(ナツメ社)」の記事から図面だけを抜粋(無断で)再掲したものです(ユルシテ)。(原理と寸法があるので一応は作れると思いますが・・)書籍内容も(光りや波の話)で、色の勉強用の資料…

 色の基準 

色の基準 昨日の話で、色は、辺りの光の状況(強さや光質)で変わっていました。 これまでの、私達の(色の話)も実は、(大凡の傾向)を述べたもので(詳しく正確な話では無かった) ことに気付きます。 (色の基準がナイ) 正しい色の基準を知りたくて、い…

 物体表面の色 

物体表面の色 これまでの色彩学は、明るさや色の原因は(光りにある)ということで、どの光りが色の原因か?・・と詮索を続けてきました。 長い歴史を通して、三原色説が(感覚的にも馴染易かった)色の基本となっており、・・(光り=電磁波)以後いろいろ…

 センサー感度と色 

センサー感度と色 (比較出力と入力感度)) ラジオ受信機などで、感度が高いと言うのは(大きな音がする)ことではありません、高感度とは(どこまで小さな信号が聞き取れるのか)を言うのです。一昨日の感度図は(一定出力を得るための)入力比率、です。 …

 補色は待ち受けデータ 

補色は待受けデータ (待ち受けデータ) 昼から夜まで、光の範囲は非常に広いので、普通には(平均的な明るさを基準に)一定範囲の明暗(明るい・暗い)を併せて使っています。 昨日お話したように、画像デ−タの収集時には、各ポイント毎に、前回のデータを…

 画像データの取扱い 

画像データの取扱 先日(5月21日)、光りの(明暗と強度)の関係や、光りの強さは(波の高さでなく)数(粒子)を計ろう、と言いました。 そこで、光りを雨粒に例えて(筆者は、気象庁の技官だった)、光りの雨量計を考えて見たものです。 (錐体のデータの…

 動画と静止画 

動画と静止画(動画と静止画) 写真や絵画など一般的な、固定した画像は(静止画)といいます。 映画やテレビの(動画)は、目前の動く画像を(多数の静止画に分割)して、これを短時間に切替えて上映をして、(画面が動いたように ※)見せたものです。 従っ…

 データの収集法 

データの収集法 (LMSは長さです) 3種のセンサー、長さの違いから(LMS)と名付けられました 。これらのセンサーが、(スペクトルや干渉縞)のような光学的な手法で波長計測をするなら・・、(長さによって対象波長が異なる)ことが考えられます。 …

 なぜLMSなのか 

なぜLMSなのか (3原色とLMS錐体) 錐体には(色に関係する3種類があり・・)となったので(これが3原色の源)と皆が一斉にに飛び付きましたが・・(上の図も Senser r,g,bです、昨日の絵も、別図で赤緑青の錐体と記載しています)、これで(3…

 センサー感度と許容レベル 

センサ−感度と許容レベル (センサーの数) 棹体センサーは、夜に働く高感度だが、数が非常に多く処理に時間が掛かるようです。 錐体センサーは、昼間の豊富な光量で、色を扱います。数が少なく反応・処理も早いようです。 L・M・S錐体の数は(6:3:1…

 再出発の色彩学 

再出発の色彩学 (これまでの道筋) 色彩学の歴史は古く、絵画・宗教・呪術などと結びついた(自然発生的なもの)は、ギ リシャ時代(アリストテレスの色彩論)までも遡るようです。 1666年に、ニュートンが(プリズム分光実験)で、色の元が(光りのスペクト…

 視覚は高度な情報処理 

視覚は高度な情報処理 色とは何か?‥なぜ色が見えるのか?‥、これらは古くからのナゾで、色彩学の(永遠のテーマ)になっていました。 私達はいま、改めて色の原理に挑戦し、漸く正しい解決への道筋が見えてきた所です。 18世紀頃から始まった近代科学は、…