補色は待ち受けデータ 


 補色は待受けデータ
(待ち受けデータ)
 昼から夜まで、光の範囲は非常に広いので、普通には(平均的な明るさを基準に)一定範囲の明暗(明るい・暗い)を併せて使っています。
 昨日お話したように、画像デ−タの収集時には、各ポイント毎に、前回のデータを提示して、移動平均の計算を行います。 このとき、旧データの正負を反転して待ち受けているので、 (変化があれば、差は2倍になりますが、大抵は(0=変化ナシ)なので何もしない、ので、実際の計算の労度が少なくて済みます)。
(補色)
 日の丸のような明瞭な図形を眺めて、イキナリ取除くとか目を瞑ると、そこに先の画像とは反対の色模様が見えます。 これが(補色)と呼ばれるもので、先ほどの(待ち受けデータ)が見えたものです。
 色環で表示したばあい、補色は丁度反対側になるので、(補色=反対色)とも呼ばれます。全ての色は、補色との組み合わせで、単独の色は有りません
 また、補色は、お互いに(補い合う色)という意味で、補色同士を足し合わせると、どれも中間の灰色(元色)になります。
(白と黒)
 ここで見るように、(白と黒)は明らかに(色の組)であり、(お互いが補色)の関係になっています。(従来の色彩学は、このことを無視し(白黒を色扱いしない)という重大な誤りを犯しました。)
(補色とCMY)
* (R・G・B)三原色の補色として(C・M・Y)が、考えられました。
 補色を、反対色とすると、色合いだけでなく、光りの強度レベルも低く弱い光になります。
 (明るい色の方が正常に見えるため、補色はいつも暗い影や暗部の中に居ます)
* 我々がふだん、目にする(黄色)は、(スペクトルで見ても)強力な(赤色と緑色の合成色
)です。
* 赤紫(茜色)と青紫は、連続色環で並ぶ筈ですが・・実際の色相は(明るさが違い)連続しません
∴ 此れまでの色彩学は、色(色素)→原色→色光(特定波長)または色料(特定物質)→三原色の色環・・捉えられて、明暗(光の強度)や色の質(波長分布)が判らなかったようです