2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 追試(減法混色) 

三原色の追試 (減法混色)(色の濃い色票) 色票作成の実験で(図の右上部2行)が、反射性の(水彩絵の具←ガッシュ)を使用しています。左上から(赤・赤緑・緑・緑青・青・青赤)で、次の段は(黒白・三色混合・黄色・シアン・マゼンタ)です。(実際の色…

 三原色実験ー2 

三原色実験−2(3電球の単独点灯) 昨日の電球を、夫々単独で点灯し撮影したものです。(漏れ光が多く紛らわしいですが、右上が青色、右下が緑色、左が赤色です)。 電球は、三色どれも100V60Wを(継続点灯)です、明るさ(照度計での)ほぼ同でした…

 三原色の実験 

三原色の実験追試(光りの加法混色) (三原色の実験をお見せすると言ってました)上の図は、最近の書籍で描かれている、三原色実験の様子(絵柄)で、以前の3円型と較べると、改良されて(筆者の指摘を受け容れた?)いるようです。 左側が(光りによる、…

 等色関数 

等色関数 客観的に色を表示する方法で(最も権威があるもの)とされています。 第2図が、RGB等色関数←(刺激値?)ですがで、第3図(XY色度図)の元データになっています。 ここは、色別の光りに対する感度(物理量)が知りたい(※)のに、光り強度を…

 グラスマン則 

グラスマン則 現在の(三原色)の基本は、ギリシャの学者(グラスマン)によって作られた(1853年)ものです。 第1は色の三色性、第2は色の連続性、第3は色の等価性と加法性、の3つの柱で出来ています。 ←(なお、ここで(減法混色なんて全く無い)ことを…

 白黒は色ではナイ? 

白黒は色ではナイ? 現在の色彩学は(三色円板)型で、白黒は(無彩色←色扱いをしない)のです。 * 始めは、光りだけを考え「三色光の混合で全ての色(白黒は光りの有無)が出せる」だから赤・緑・青の3種が(原色だ)と主張し、(原色の単一光探し)が行わ…

 破綻した三原色 

破綻した三原色 こんな標題にすると「三原色は、日常的に全ての機器(テレビ・カメラなど・・)で、現に動作をしている、写真や印刷も3色カラーだ・・(こんなに明らかな(三原色を否定するなんて・・)→ (貴方の方が間違っている)」と返ってきます。 筆者…

 学校で習う三原色 

学校で習う三原色 小学校時代に(三原色)を習いました。説明内容は?ですが、上の(図絵)はよく覚えています。 左は、三種類の光りを重ねて照射した場合で(加法混色)、右が色料を混合した場合の色(減法混色)、と説明されます(学校ではこの程度まで)…

 光りに色は着いてない 

光りに色は着いてない (太陽光のスペクトル) 色彩の話では、上のようなスペクトル図が必ず出されますが、これまでのものは(どれも不正確で)正しいものは皆無でした(※)。(本図も若干調整されてるが?)ほぼ正確に描かれた(観測データ)のようです。 …

 域外光線 

(これまでの関心は、狭い(可視光線域内)のみに限定しし(域外)は殆ど放置されてきました。 近紫外・近赤外と呼ばれた領域にも、目を向けることにしましょう) 域外光線 (可視光線)は、 光が電磁波と判明し(赤外線・紫外線・・と)大別したとき(※)か…

 電波の色 

電波の色 (図面は、2010.3.3 のものです) 1、波長帯域の分割 左上の図は、色環で有名なオストワルトが提唱した(電磁波の波長帯域分割)による(三原色説)です。 図のように三つの(単色光)の組み合わせで全ての色が作れる」が、三原色の原理(※)です…

 可視光線の範囲 

4、可視光線の範囲 可視光線の範囲は(波長で380〜780nmぐらい)と言われますが、決められていません。 筆者も天文台に問い合わせましたが、「光りの存在は確認しているが、境界は暗くて分らない」とのことでした。 見えないのは、視覚(能力)だか…

 色は明るさで変わる 

3,レゾルト・ブリュッケ現象 ) 今日の図面は、「同じ光りが明るさで違った色に見える」(レゾルト・ブリュッケ現象)と言われるもので、非常に大切なことですが、一般の色彩書では、あまり採り上げていません(都合が悪い?)。 図に見られるように、明る…

 光りの強さ 

光りの強さと帯域幅(光りの初歩物理の項目ですが、改めて挿入します)(1) 光りの波の強さ(エネルギー) 上の図で、釣瓶に重さ(Tグラム)の錘があり、1m巻き上げたときの仕事を(T)とすると、2mなら2倍の仕事量になります。今度は(下ろす力は無視…

 三原色の疑問 

さて、これから「光りと色」について(新しく取組む)ことにします。 実のところ、今回の講座は(取組み内容の範囲・骨組みや進め方を決めていません)。 従来の説明や理論展開を追ってみて、矛盾が出れば採り上げ検討を加えることにします。(予定が立たない…

 人工光 

(E)人工の光 きょうの図面は、演色性による画面の変化を見事に示しています(←市販の書物から)。 しかしここで注意・・と言うのは、 デハ、この中のどの表示の色が正しいのでしょうか?・・。 (一般光で目で見た場合は、こんなには目立ちません、違いが…

 光分布と演色性 

光の分布と演色性(A)表示法の誤り 毎度の画面ですが・・(10月01日の太陽光スペクトルの図)を出して下さい。 太陽では全ての物が燃焼し、表面からのエネルギーの輻射は(広い波長範囲でほぼ一定)とされていますが、・・ この図では、0.5μmがピークで極端…

 色温度と赤外放射 

(C)分光放射発散度(範囲の移動とレベル変化) 上の図は、色温度と光の放射を示したものですが(波長範囲は赤外域へ、温度範囲も狭い)要注意です。(※2)。 温度の上昇に伴って(放射の強度)が急激に上昇し、(分布の中心は)赤外域から赤色へと移動し…

 発光範囲の移動 

(A)色温度と色相環 色温度の図に示された、温度の上昇に伴う(色の変化)は、赤→白→青の変化で、色相環の色変化(赤橙黄緑・・)とは別物(無縁)と考えられたようです。 筆者はこれを(赤黄白空青)と捉え、(緑色が白色に変った)と考えました。 緑色を…

 色温度 

(10) 色温度(A) 色温度 製鋼所の炉内の状況は(高温のため直接測ることが出来ないので)炎の色によって温度を推定しており、これを(色温度)と呼んでいます(左図)。 物を熱すると、始めは赤黒いが→次第に橙色→黄色→白色へと変化し、さらに高温にす…

 光は光子 

(8)光は「光子」 「光は、粒か波か?・・」と、ニュートンの時代から、色々の議論が行われてきました。 本稿では、ここまで(光の性質(波の面)を説明してきましたが、これから扱う(光センサー ←光電効果など)は(光は粒子)と考えないと説明できない…

 人工光 

(8) 人工光(A) ヘルツの実験 右側の図は、ヘルツの実験で、水銀蒸気を入れた放電管で、陰極をC、陽極をP2、に設定して電流を流しますが、格子P1に加える電圧によって電流が調整できます(真空管の原理)。 ところが実際には、図のようにP2の値によっ…

 太陽光スペクトル 

(7)太陽光のスペクトル 上の図面は(2010.3.19)のもので、上の図は、フラウンホーファー線(暗線)を示したものです。 太陽では、全ての物質が高温で発光しており、一見した所では、全域の光(赤から青まで)が連続しているように見えます(端まで色があ…

 発光 

(6) 発光(熱擾乱)A) 通常の状態 これまでの話を整理をして置きましょう。 物質の最小単位は分子ですが、その分子は幾つかの(元素の組み合わせ)で出来ています。 原子の中心は原子核で、複数(原子番号)の陽子と、周辺を旋回する同数の電子とで構成され…

 エネルギーレベル 

(筆者の話は、概念を紹介しているもので、詳しくは(物理・量子力学)を参照して下さい)(5)エネルギーバンド 衛星と同様に、原子の場合、その時のエネルギー状態に見合った軌道で電子は廻っています。 いまこの電子に外乱(電磁気的な力)を加えると、…

 人工衛星 

(4)人工衛星とその軌道 石を強い力で投げると、遠くへ飛びます。次第に力を強めて、石の遠心力が、地球の引力を超えると(秒速8キロ程度?)、石は地面に落ちないで、地球の周りを廻るようになります、これが(人工衛星の原理)と説明されます。 実際に…