追試(減法混色) 


三原色の追試 (減法混色)

(色の濃い色票)
 色票作成の実験で(図の右上部2行)が、反射性の(水彩絵の具←ガッシュ)を使用しています。左上から(赤・赤緑・緑・緑青・青・青赤)で、次の段は(黒白・三色混合・黄色・シアン・マゼンタ)です。(実際の色より彩度が下がり暗く汚くなっています)
*(赤と緑)は黄色を期待しますが随分汚い色になりました
*(青と緑)は空色を期待しましたが、緑が強かったようです。
*(青と赤)は暗い紫色で茜色は作れません、でした。
* 下の段は、絵の具そのままの色です
* 下段2番目は(3色混合)で、どうしても黒くなりませんでした。
 白紙に描画する方法は(乾燥によって絵の具の粒が凝縮し色が変る)ので(色の明るさ)試験には不適切です。

(混合液の透過実験)
 (中の写真)のように、薄い絵の具の混合液なら、色の明暗や濃度の変化がよく分かります
 ←(この写真では、赤緑がやや黒く見えていますが ←透明液の底に黒が沈殿?)。

(混合液で描画)
 (右の図)絵の具の混合液では、どれも色が薄く、重ね塗りをしないと殆ど色が見えません。
 これまでの明瞭な図柄は(重ね塗)で色を調整したもので、(混色ノ色変化)実験としては失敗と思われます。

 その他、これまでの実験を通して、
* 色の混色では(黄色より明るい色や、青より暗い色)←(白色・黒色)はどうしても作れません。
* 2色の混合は、全て両者の(中間の混色)になります。
*(減法混色)は(加法に対比させた言葉)だけで、実用的な手法ではありません。
* 印刷業界の(CMYK)は(色の重ね塗り・黒インクの使用など・・)独特の印刷手法で、汎用の色規定は無く(会社独自の色配置)が使用されています。* したがって「減法混色」の原理・規定は完全な誤りで、これまでの(色料の減法混色)は(フィルター効果による光量の変化)を見誤ったものでした。