中間混色 


中間混色

 写真や印刷紙面を(レンズで拡大すると)小さな色の点の集積)で出来ていることが分かります。 左端図のように(ドット)を小さくする(または遠くから見る)と、色が混合したように見えます。
 混合で出来る新しい色は(面積比率の混合)なので(中間混色)、コマの上面を色分けして回転させたばあいは、色の時間配分です(回転混色)と呼ばれます。
 日常的に目にする物の色(表面色)の殆どは、材料の混合による中間混色です。

(色料の混合)
 元色の種類は限られてをり、中間の色が欲しい場合、混合で新しい色を作り出します。粒子の細かさに目が追いつかず、変色したように感じる(レンズで元の色粒が確認できる)のです。 混合色は、色料の配分比率(つまり中間混色)で決まります。 ←(ごく一部ですが、組合わせで変質する色材があり要注意です)。

(テレビの混色)
 テレビの画面は、秒30回程度の繰り返しで時間的に連続)しているように見せています。 画面の各点は、順次掃引で、どの場所も点灯時間はごく一瞬だけです。 色ドットの密度や明るさを変えることで(中間の色)が作られたよう見せるのです。

(色料の使い方)
*(水彩絵の具)は、重ね塗りをするほど(色が濃く←暗く、彩度が下がり、汚く)なります。
 *(ペイント)は、重ね塗りしてもよく、明るく仕上がる(中間混色)なので、絵画に好んで使用されてきました。
 *(印刷インク)でも、重ね塗り(減法混色)を嫌って、(点描)式のカラー印刷があります。