2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 光の発生 

都合で掲載が遅くなりました・・。 実は一寸した(修正)です。 先日の「夕日の説明」で青い太陽の高度角が高い・・と説明しましたが誤りです。 青色線で示した位置では、青色光は丁度限界で、すぐ沈んでしまって見えなくなります。 が赤色光は屈折が少なく…

 音と光の違い 

音に学ぼうー115 音と光の違い これまで、音と光のよく似た現象を(波の共通性)で選んできましたが、本質的には違うので(何でも同じ)と安易に混同しないよう注意して下さい。 ヤヤコシイ所を整理しておきましょう・・(1)音と光 音は空気という物質…

 夕日と空の色 

音に学ぼうー10 夕陽と空の色(1) 音の遠距離伝播 (生駒)山の上で泊まると下界の物音が手に取るように伝わってきます。夜の空気の温度差によるものです(屈折)。 昼間平地は太陽に暖められますが、夜の地面は熱を放射して温度が下がります。 上空は、…

 音の伝播 

音に学ぼうー94 音の広がり(4)音の伝播 これまでは、空中を伝わり耳に届く、ごく一般的な音の話でした。 * 水中で石を打つと、カキッツ!と鋭い異様な音がします(媒質)。 * 雷の音は、雲と大地の反射で遠くへゴロゴロと響きます(頭上ならピシと鳴…

 音の広がり 

音に学ぼうー8 少しヤヤコシイ話が続きました、楽しい話にしましょうネ4 音の広がり(1)遠くの音 お宮の太鼓は、遠くからでも聞こえますが、カーステは車内が喧しいだけで、外へ伝わる力は、からきしダメなのです。 低音用の楽器(太鼓や弦や管)は、音…

目の感度

音に学ぼうー 7 4−1目の感度(4)フェヒナーの法則(対数比) 人の感覚(熱い、冷たい、痛い・・など)では、刺激がどんどん強くなっても、感覚的にはそれ程強くは感じない、(直線比例を対数圧縮したような形)になる、と言いいました。 耳に聞こえる最…

音の強さ

音に学ぼうー 6 4、音の強さ(1)音の強さ 「音」と一口に言っても、かすかな物音や気配、安らぎや眠気を誘う音、興味や注意を惹いたり危険を知らせる音など・・利用目的によって、対照とする音の種類も違ってきます。 (音の強さ)でも、太鼓のように遠…

 音と長さ 

音に学ぼうー5 3 音と長さ 数値や公式などは観賞すればよい、何が原因、どんな道筋、何が起ったか・・をしっかり掴んで下さい。(1)共振現象 楽器の代表(ピアノ)は長さの異なった金属の弦を並べたものです。管楽器ではトランペット、日本の笛なら尺八…

色の階調

音に学ぼう−4 色の階調★ ← 「昨日の鍵盤」は突飛な話だ、と思われたでしょうが・・ 「電磁波の範囲と可視光線」の図面では、(筆者の知る限り)全ての書籍がこの間違いを犯し、正しいものは皆無でした) ←(従来の色彩学は、光物理を放棄し(矛盾だらけ)で…

 ドレミファ音階 

音に学ぼう−3 ドレミファ音階(1)ドレミファ音階 耳で聞こえる音(振動数)の範囲は、100〜1万Hz程度(年齢で違う)とかなり広範囲です。この(振動数)の違いが(音の高さ)として聞こえてきます。 感覚的な音の高さ(音程)は(振動数)の値そのままで…

波長と周波数

音に学ぼうー21、 波長と周波数 簡単ですが、大切な所ので一応ナゾっておくことにします。(1)音の速さ 音の速さは、V=33.15+0.6t で表わされます(15℃で340m/S) 波は、物の弾性によって振動が遠くへ伝わって行くもので、媒質の密度によって速…

音に学ぼう

本講座を再開して早や1月半、(屈折と反射)から漸く(光と色)の話に繋がりました。多くの内容をごく手短に纏めたのでどれだけ消化できたか・・心配です。 (光の物理)は学校で習った人も、実生活では(数値が桁違い)離れてしまった人が多いようです。そ…

今日はお休み

(今日はお休みです) 次回は、月曜日(Monday)にします(連絡を忘れてました・・ゴメンなさい)。 太陽からの光が地球に届いて、空気や水その他いろいろの物質の影響を受けて、我々の眼に届き、色として感知されるまでの光の様子について調べてきま…

色の発生ー2

(色の発生−2) 色彩の書物を開くと、まず(ニュートンの分光実験)があり→(分光分布、等色関数)・・と続きます(光が色を見せる原因)についての説明は、どこにも見当たりません(物の色は既定事実)らしく・・・。(散乱や屈折)の物理説明だけで、色の…

固体の表面

散乱 固体の表面 (1)(倍角の反射) 図のように、反射面が傾斜・回転する場合(法線が傾斜したため)、入射光と反射光の関係が、水平時の2倍の傾斜で反射したように見えます。 上方からの照射に対して下面にも反射するので、(散乱=乱反射)と言うとき(…

 散乱と色の発生  

散乱と色の発生 「散乱反射」と使われるが、紛らわしいので、(散乱)を使用しましょう。 「地球は青かった・・」先日の(衛星からの放送)で,空気層の上からの画像を見る事が出来ました。 先の例で、空気層(空)の色や、地上から見た(水面の色)を学びまし…

透過

X09 透過 (1)透過率(減衰度) 前記のように、水面で屈折して新しい媒質を進行する光も、散乱を続け(次第に減少)し乍ら進んで行きます。 減衰の程度は、媒質内を進行した距離(厚み)によって異なり(距離当たりの透過減衰率←%)で示されます。 この減…

水面の色

散乱(水面の透過色) (1)外光の色 海の上には青い空、池の上には緑の森が広がり、水面はこれらの色を溶かし込んだような、青や緑の澄んだ深い色を見せます。 図面は横になっていますが。上空(左側)からの照射光は、水面(中央)で(界面)反射されて空…

空中の散乱

散乱(青空)(1)光の進路変更 光は電磁波なので、真空では光速(30万km/秒)で直進します。太陽からの光が地球に来たときまず上空のごく薄い空気層に入ってきます。 空気の分子の数は非常に少ないですが、たまたま分子に衝突する光(の粒)が出てきます…

反射

2−1−3 反射 単に「反射」だけでは(散乱反射)と紛らわしいので、次に説明する(散乱)と(鏡面反射)を使い分けましょう。 (鏡面反射) 鏡面反射は、鏡のように(跳ね返る)反射で、昨日(界面の反射)と説明したものです。 反射は、光の向きが変わるだ…

波面

2−1ー2 屈折と反射 (3)波面 昨日の説明で、A点に到達した波は、ここからB点に向かう・・となっていますが、これは結果の話です。 最初の波はA点から円形に拡がります、それからA―→B’間の全ての点で順次・・円形の波(素元波)が拡がって行きます…

屈折と反射

2−1ー2 屈折と反射 (屈折と反射)(1)水面の屈折と反射 (ホイヘンス) 上の図は、高校物理の「屈折と反射」に出てくる(ホイヘンスの図)です。 (反射)空中からの光が水面に来たとき、入射角と反射角が等しくなる(鏡面反射と)、 (屈折)表面から…

 物体表面の色 

物体表面の色 私たちは、日常の生活で多くの情報を目から得ています。中でも昼間の活動時に(色の判断)は大きな役割を果たしています。 重要で使い慣れたことだから、経験的な事象が積み重なって先入観を作り上げています。経験的な色彩感覚は、物理科学の…

光と色の基本

光と色の基本(色と周波数帯域) 視覚の発達史(大ゲサ?)を考えると、始め(水中は明暗のみまたは赤色)だったが、後になって(陸上動物へと進化)(緑色の感覚)が作られたと思われます。 太陽光のエネルギー分布は、地表では緑域が最大なので、ここを(…