色の階調


 音に学ぼう−4  色の階調

★ ← 「昨日の鍵盤」は突飛な話だ、と思われたでしょうが・・ 
「電磁波の範囲と可視光線」の図面では、(筆者の知る限り)全ての書籍がこの間違いを犯し、正しいものは皆無でした)
 ←(従来の色彩学は、光物理を放棄し(矛盾だらけ)です。誰かが間違えると(右へ習へ)のようです。

 (4)可視光線の範囲
 可視光線の範囲は、大抵の書物で(380〜780nmぐらい)とされています。
天文台に問い合わせたら(紫外域・赤外域へも光は存在するが、可視範囲は暗くて確認出来ません)とのことでした。
 本講の場合は(基本波・倍調波)の考えから、周波数範囲は、正確に(1:2.0 )として、一応の範囲を(400〜800THz)=波長で(750〜375m)と見ておきます。

(5)指数表示(色階調)
 800・400夫々の対数値から、(Log800=2.903)-(Log400=2.602)=差(0.301)が求められます。
 域外近接波を考慮して、 赤色側の端400THzを(1.0)に、青色側の端800THzを(2.0 )になるように、中間の数値(も同様に求めて)並べると、光周波数のオクターブ表示が完成します。 このような光の並びを、音に習って仮に(色階調)と名付けます。(一昨日の表、左方の列)

∴ これらの換算は面倒ですが、古いデータのためで、統一(例えば色階調表示)されれば心配は無用です。

(6)絶対音階
 私の趣味にダンスがありますが、リズムやテンポの正しさ←(絶対音感)が求められます。
音の場合、基本の(ド音)と言えば( 261.626 HZ )と、国際的に決っています。

 光の場合、(波長と色の関係)は、大まかにある・・?、ことになっていますが、詳しく見ると(その光の強さや周辺の色)によってずいぶん違って見えます。
 つまり(色の指定では、光を決められない)のです。←(これまで標準色が指定出来なかった理由です)。
 だから、正確に色を指定するには、条件を指定した上で(光の周波数)で表わすしかないのです。