ドレミファ音階 

 音に学ぼう−3  ドレミファ音階

(1)ドレミファ音階
 
 耳で聞こえる音(振動数)の範囲は、100〜1万Hz程度(年齢で違う)とかなり広範囲です。この(振動数)の違いが(音の高さ)として聞こえてきます。
 感覚的な音の高さ(音程)は(振動数)の値そのままではなく(一定の比率)で音程の違いを感じます。
 したがって(音の高さ)は、振動数の表示でなく←(ドレミファ・・のような)、音階表示になっています。
 ∴(上の図面の、周波数の表示の表で、隣の音との比率は、(半音幅で 1.059、一音で 1.122 )になっています。 ←(1.059の12乗=2.0 ドレミは半音幅12段で 1オクターブ)

★ 波長並び (例えば、ピアノ鍵盤が波長並びにすると(2オクターブ下の鍵盤が一本で幅10センチ?にも広がり、上の鍵盤は、6ミリ程度)になって到底使えません)

(2)オクターブ
 音の周波数が2倍になる度に、音程は一回りして(オクターブ)一段上の同じような音色に帰ります。
 ピアノなどでは、数オクターブの広い音域を持っています。
 音程は、円筒状の螺旋階段のように、循環性を持っているのです

(3) 和音
 音の場合、音階の範囲が広いこともあって、調波関係(周波数の倍数や約数の関係)から、響きの良い和音や不協和音が生まれます。音楽演奏では、積極的にこれを利用しています。

∴ 光や音のような広範囲の波を扱う場合、基本的な性質や現象が波長の長短によって起る場合と、同じ波長帯でも、調波関係(周波数・位相)の違いで見られる現象、など・・の区別が必要です。