2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 新しい色空間 

新しい色空間 「新色彩の色配置など・・」について、(立体的な色配置、色相や色彩度など)基本的な事項については、昨年(8月〜9月中旬まで)に講義をしています、(初めての方は、そちらを見て下さい)。 このあと、8つの原色位置を中心とする(ローカル…

 新しい色配置 

新しい色配置 (新色彩の概観) 新色彩の根本思想は、「色」は人の「視覚(レベル感度)システム」が創り出したもので、これまでの(付着色素による)三原色論とは、全く異なります。 新色彩といっても、対象となる現象(色や明るさ・・など)は、全く同じ(物…

これからの色彩

1029 これからの色彩 これまで「光と色」について掘り下げ(実験なども加えて)ついに、本講の今回の講座で(色の原因)が明らかになりました(※)。 筆者は、今更、自慢たらしく言わないが・・、このことは大昔から(近代科学以降でも300年余り)の疑問…

レイヤー技法

レイヤー技法 目の網膜には、色を見る(錐体細胞)と、夜に物を見る高感度の(棹体細胞)があり、昼夜切替の動作をしている、とこれまで説明されてきました。 しかし、色の分解能は低いので、昼間も(棹体の精密さ)が動作 している、と思われます。(TVは…

 センサーと色感度 

センサーと色感度(視覚センサーと色感度) 目の感度には、暗い夜でも物の存在を知り危険を感知する(明暗感度)と、物の形や質を見極める(色彩感度)の二つがあります。 明暗に関する(棹体感度)は、非常に高感度ですが(色別は)ありません。 色別の元にな…

 レベルと帯域 

レベルと帯域(光は粒で考えよう) 1つの波は、近接波の集まりでした(10.18)、また近接高周波の集まりは、(光の粒)←(パルス状の波の集まり)のように見えます(2011.9.27)。(エネルギーレベル) 光(波)の強さは、波の持つエネルギーレベルで考えま…

 本当の黄色は? 

(本当の黄色は?)(心理4原色) 色を分類・整理するため、色を円環状に並べた(オストワルトやマンセル)の色票(日本標準は(PCCS方式)が使われています。 これらは、実際の色感覚を重視して作られたということで)(赤・黄・緑・青)の(心理4原色)…

 色と帯域幅 

色と帯域幅(三原色の誤り) 現代の色彩学は、(赤・緑・青の3色素を基にした)いわゆる(三原色論)で、「全ての色は3つの色光の配分(混色)で造られる・・」と展開して行きます。 この三原色論は、その基本(理論的な支柱)を(グラスマン則)に置いたもの…

 波は集団の動き 

(波は集団の動き)(気体・液体・固体) 気体は、分子がバラバラで自由に動ける状態ですが、水などの液体は分子がほぼ一杯に詰まっているが、自由に動ける状態です。 固体は、完全に詰まって動けない状態です)。 気体の分子は、お互いが離れているので、電…

 昼の目と夜の目 

(昼の目と夜の目) (図面(1)は、暗順応の様子、(2)はプルキンエ(青色シフト)現象、(3)比視感度) これまで、棹体センサーは(感度は高く)夜間専用で、昼間の(色彩画面)とは、切替動作だ、と説明されてきました。 ←(筆者は、早くから「昼の目…

 倍調波 

倍調波 倍調波C (調波) ピアノや琴などの弦楽器で、(下のド音)を弾くと(上のド音)が小さく同時に鳴り出します。 下の音を(基本周波数)とすると、2倍・3倍・・の周波数なので倍調波(高調波)と呼びます。 書物に描かれる(サイン波)は(理論上の…

 フーリエ級数 

フーリエ級数 (調波) 波の話が出たところでもう一つ・・ フランスの数学者「フーリエ」は、(どんな形の波も「周期関数の和」で表すことが出来る)ことを示しました。 このフーリェ解析の基礎は難解で(世界で数人しか分らない)らしいが・・私達は(そんな…

 青色の感度域 

青色の感度域 (青色の感度) 今日の図面は、筆者が使っている「感度図」の原型で、従来の(LMS感度)と(棹体感度)を重ねて(上下反転)したものです(図面がこれまでとは(左右反転)なので注意して下さい)。 図のように棹体の感度レベルは広く、これ…

 広い棹体の感度 

広い棹体の感度 棹体センサー (アンテナの大きさ) 昔の国際電信局や放送局は(巨大なアンテナ)を張り巡らしていました、家のテレビも(竹トンボの親玉)みたいなアンテナが屋根上に乗っています、携帯電話のアンテナは小さくなって手の平型の(筐体の中)…

 サンプリング定理 

サンプリング定理 「空気の色を見えなくしたので、無色の向うの色が見えた・・」「全部の色を集めたら、それが無色だ・・」なんて、何だか「(禅問答)をやってるみたい・・?)。 → でもそう感じた貴方は、色の不思議さ(面白さ)が、少し判って(嵌って)…

 無色が見えた! 

無色が見えた! 図、補色色立体 (空気を通して物を見ている) 昨日の話で、私達が目で物を見るとき、常に(無色の空気層)を通して(物の形や色)を見ている、のでした。 → これまで、簡単に・・立方体の中心を(元色・灰色)としてきましたが、(中心は無…

 番外です 

ゴメンネ!「本日分の原稿」は手違いで・・(昨日掲載)しました。 (大切な所なので、今日のは(下書き原稿です)が、(抜け防止と復習のつもり)で掲載したものです。未読の方は、(昨日分が本番)ですので、差し替えて下さい・・ (中心は無色)ーPar…

 中心は無色 

(中心は無色) レベルと補色 色立方体は、3つの入力信号で指定された色を(検索・出力)をする(色への変換装置)でした。 (入力レベルと色) 上の図は、入力信号の強さと色の対応と、低レベルの補色の様子を示したものです(5月31日)。 * 入力レベル…

 体内時計 

(色の立方体) (体内時計) 人は朝起きてから夜眠るまで、生活のリズムを(体内時計)に従って動いているようです(筆者の時計は、いつも(狂いっ放し)らしい・・、 さて色の話でした) (色の総数) 一般の学校用の絵の具は12色程度・色彩専門店でも1…

 色バランス  

色バランス (センサーからの信号) 図面は、昼間の太陽光の分布で、LMSセンサーでキャッチされた信号は、(L’=L−M)(M’=−M)(S’=S−M)の演算処理を受けて、変換装置(色立方体)に送られます。 ここで、(−M)は、常に重なって見えている…

 センサー感度と旧三原色 

センサー感度と旧三原色色 感度と色立体 太陽光の入力に対して、錐体センサーの感度として、(L−M)(ーM)(S−M)の3種の出力が送り出されます。 この信号を受けた頭脳コンバータ(色への変換器)が、右側の色立体のように色を判定して行きます。 な…

 明暗の範囲 

明暗の範囲 これまでの色彩学で、「光が無ければ、色も無く,(黒色で)、そこへ(色を持った)光が入り、物体が(色光)を選んで反射するので(色が見える)・・」と教えてきました。 ← (一見尤もらしいが・・どこか少しオカシイ・・と思いませんか?・・)…

 波長分布の回転 

波長分布の回転 私達は、目の前の景色を、常に(緑色の空気)を通して眺めていました(フィルターマスク ←写真のネガフィルムは茶色被りです)。空気の(緑被りを抜き去る)ことによって、元の色を正しく再現することができました。 さらに、夕陽や電灯など…