青色の感度域 


 青色の感度域
(青色の感度)
 今日の図面は、筆者が使っている「感度図」の原型で、従来の(LMS感度)と(棹体感度)を重ねて(上下反転)したものです(図面がこれまでとは(左右反転)なので注意して下さい)。
 図のように棹体の感度レベルは広く、これまでは錐体感度の先端部(最高感度域)のみの使用でした。
 まづ、棹体の感度は、非常に高感度で(錐体の20倍)波長範囲も広範囲で(錐体の感度域を全カバー)しています。
 本図は(可視光線範囲)に限ったため、棹体感度の右端(短波長側)が途切れて不自然です。 更に右側に領域が続く・・と考えます。
(S曲線の有効範囲)
 L・M曲線は(L−M)で動作をしています、したがって(図面中央の交点より右側は、両曲線が重なるので)、交点より左側(長波長側)が動作域で、交点(500nm)より左(短波長)側がS曲線の感度範囲と考えます。
(S−M、の範囲)
 (500nm)より右側の)S・M曲線に挟まれた範囲を(S領域)と呼びます。 このSM域は、これまで(青色の表示)と考えてきましたが・・、この領域は(青色範囲を超えて)可視光線範囲外にまで広がっています。
 S領域の感度は、LM領域より高く、また感度幅も大きく・・なっています。
 これまで、簡単に(青色表示・紫外線防止)など言ってきましたが・・ 慎重な検討が要りそうです。
 ←(太陽光の青色は、可視光線の限界(380nm)では急激に減少しそれ以上は殆どナイ)
 ← さらに、可視光域を超えた(見えない)感度域が、(昼間に限らず)夜間も動作していることになります。
(青色は空の範囲)
 人の視覚は、自然(太陽光)の下で発達してきたもので、太陽光の分光分布が、波長分布の割振りや構成など・・全ての基準になっています。
 私達が物を見るときの(物体の表面色)は、太陽光が散乱反射時に光の組成が変えられたものです。
 ←(青色光は(屈折率が高く)散乱が激しく減衰も大きいようです。 従って、目前の視野範囲を、青色光の有無によって、遠距離空間域(直接太陽光など自然光か)、近距離域(物体表面の散乱反射光による)を見分ける・・と考えます。