旧色彩は、ウソの塗り固め! 

 旧色彩は、ウソの塗り固め

 筆者が本講座を始めてから10年以上になります。とくに(2011)原発震災以降は、旧色彩学の「欺瞞と無節操」に愛想を尽かして『独自の正しい色彩学』を目指して学習・開発を進めて来ました。
 皆さんが(小)学校時代習った「3色円板による三原色の説明」が、大ウソの始まりです。
 現在では、多くの色彩解説書が、円板をセロハン模様に変えていますが、学校の教科書は昔のママで、変更はありません。
 ← (文部省は「子供の科学」だから、いい加減でもヨイつもりらしい・・)
(子供時代に間違って教えられ、訂正をしないから、今の大人が全員間違えたのは、当たり前)

 「3色円板」

 「三原色(加減法混色)説明」
 私達は、学校時代に「2枚の3色円板」で「(赤緑青)の組が光の三原色、(空茜黄)の組が色の三原色」と習い、さらに上級になってからは、光の三原色は「混色によって合成色は、色が明るくなるから加法混色」。 絵の具などの色料は、「色を混ぜると暗くなるので減法混色」と説明されました。

(1) 「混色法というのに、色が指定されていて任意の色が選べない
 「(赤と緑と青)に限られる。色の場合(空茜黄色)に限られる。」 ←自由に色が選べないでは、混色法と言えない
(2)2つの色光のばあい
 2色の合成で明るくなったのは、光の総量が増えたからで、(加法混色)によって明るくなったのではナイ。 ←(同色(赤色)を足し合わせても色は変わらないハズなのに、光が強くなるので白く明るくなる。
(3)色料の混合は中間混色になる、
 同色の混合では色は変わらないハズだが、色料による(減衰度)の増加で暗くなる。
 印刷技法で、CMY混色では黒が作れず、CMYKと黒が必修になります。減法ではなく中間混色だから黒が出せない。