2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 2月から色(視覚から)のはなし 

2月から「色の話(視覚から‥)を始めます 色に関する最小限の物理を!‥採り上げてきました、僅かでしたが一応置くことにしましょう。 物理の話をすると(色彩は心理学だ)と反発する人がいます。色や形やそれらが惹起こす感覚などすべて頭脳の作用なので、…

 新しい光 

新しい光(1) 共振現象 高い煙突やビルが地震で揺れ(自分の固有周期)と(地震の周期)が合致すると、極端に揺れが大きくなり(共振)倒壊します。 2点で止めた弦を弾くとビューンと一定の音がします。これも共振現象ですが、弦楽器や管楽器は、音の通路の長…

 色の純度 

色の純度 (1) 倍調波は白い 倍調波では(2、3‥n倍)の信号は、纏めて観測されるので色別ではなく、強さ(信号強度)として働きます。 つまり倍調波が多いと光のレベルは上がり、色が白っぽくなってきます。(感覚的な色配置でも、赤や黄色の明るい所が強い)…

 倍調波 

倍調波(1)倍調波と音楽 昨日の話は如何‥?、円板は(廻り灯篭と干支)なら如何?‥ また(色と波長の話)ですが、波長が短くなることは周波数が高くなることです。位相なら(+)で右へ(回転)進むことになります。 今日は円板の模様を、色並びにしましょう…

 物理は数式でなく本質を 

数式は言葉・物理は本質を‥ 多くの人が、物理はすぐ数学が出てきて難しいから嫌だ‥と逃げ出します。実は筆者も同じ(難しい数学)は苦手ですが(長年の実生活で(3桁以上の計算は不要で)余り困った記憶はありません(学校の演算は力を付ける為だったのです…

 波長と色 Part3 

波長と色 Part? 太陽は莫大なエネルギーを光として放出しています。波長範囲は非常に広範(可視光線域内のレベルはほぼ一定)です。 分光(スペクトル)実験から、太陽光は色光の集まりで無色、3原色を合わせて(白色)としました。 * ← 筆者は、地上では緑…

 鏡面反射 

鏡面反射 (4)鏡面(完全)反射。 (図面は:2010.3.30) 鏡面反射では、入射・反射光の角度(法線に対して)は同じ、波長(色)もレベルも全て同じ(向きが変わるだけ)と勝手に卒業する人が多いようです。 鏡の自分と写真を見較べて下さい ←左右が反転して…

 散乱反射と透過 

] 物理(学)では分かり易くするため、物事を単純化して考えます、そのため実際の状況と食違うこともよく起こります。途端に(×)を出すのでなく、筋道をよく考えて見ましょう。(1)反射と屈折 上は、反射と屈折では定番の(ホイヘンスの図2010.1.18)です。こ…

 音に学ぼう 

(4)音に学ぼう(2010.2.19) 「光が波」だと言われても、ちょっとピンときません。始めは動きが見える海や池の(水の波)で考え、次に形は見えないが身近な(音)で波の基本を身に着けましょう。それから電気→電波→光 と進むとよく分かります。☆ (音にも…

 波について 

113 初歩の物理 (?)波について 色彩関係の(光は電磁波)の話では大抵(直交するサインウエーブの絵)が出てきます。あれは通信用電波の話で(光の説明には不適切)です。物理(高校程度)の「波の基本」を理解してから、光の波の特徴(本質)を掴んで欲しいの…

 〇〇〇は砂上の楼閣 

「新しい色彩学」の補講を始めて半月になりました。間違った先入観を捨てて欲しいと、現在色彩学の(基本的な誤り)を幾つか(詳しくはキリがない)指摘してきました。 基本が崩れて「学」は成り立ちません。これまでの色彩学の殆ど全ては、過ちの積み重ねで…

 波長で色は決まらない Part 2 

波長で色は決まらない ―? 現在の色彩学は、色の元を(光や色料)など(物理的な現象や材料に)求めてきました。 始めに太陽光のスペクトルが示されて、この色光の集まりの中に(三原色)がある筈と必死に捜し求めました。しかし理想の色は無く、むしろ三原色…

 中身は違う(色の三要素) 

図 三原色中身は違う(色の三要素) どの本でも(色の属性)として(色相・明度・彩度)を採り上げますが、内容は揃っていません。色彩プログラムによって(数値が違い)処理内容が全く違ってきます。1.色相 色相環の誤りをもう一度説明します。加減法混色の図によ…

 波長と周波数 

。 波長と周波数 色彩学での光の説明はすべて波長表示です(光の分散(1.3)は波長並び)以外の、光の強度(レベル・エネルギー)に関して波長表示は不適切です。(残念ながら、多くの人が勘違いし理解できないようです) (1.8) の分光反射率の図も「あのように…

 3色以外は揃わない 

3色以外はバラバラ 右図は、(三原色)をRGB立体グラフ{赤(r0−255)緑(g0−255),青(b0−255)}で描いたものです。 赤・緑・青の3色だけは、相互に直交(※)しており、大きさも(255または1.0)で揃っており、原色として扱われ話題になります。 普段あまり…

 サッパリ分からない色度図 

サッパリ分からない色度図 (xy色度図←ヨットの帆)はカラーで一寸目を惹きますが、内容はサッパリ分かりません(みんなをケムに巻くため?) 三原色(RGB)で刺激の強さを測ったら負値(−)が出たので、(+)になるよう数学的変換で(xyz)にしたとのこと…

 百人百様の色相環 

百人百様の色相環(参照: 2010.3.09) 初めは、三原色の円板(相互に混合可能)外周の色だったが、その後(ムリヤリCMYを挿入した)6色を24色程度に補間をして色が連続するように見せたものです。 色相環の多くは、円盤状に色(票)を並べたもので、(白黒…

フィルター効果

減法混色はナイ「フィルターの効果」だ (減法混色の実験)を水性絵の具で行ったとき、光源の反対(影)側からでは、(絵の具)フィルターを通過した光の映像を見ています(←カラーフィルターの実験)。 前方から見た(反射)映像と後方の(透過)映像とは、殆ど同じよ…

「減法混色」は架空のはなし

減法混色は観測の誤りか 2つの色(料)を混合して作り出した新しい色(混色)は(元の色より暗くなる)ので(減法)混色と説明されます。(この絵は減算になってないし計算は合わない) 当方で複数の実験結果は、いずれも「色料の混合は中間混色」となり、(減法混…

三原色が間違いのもと 

「三原色」が間違いのもと 付図(加法混色) 小学生で習った「3原色」が全ての間違いの始まりです。上の図(3円の重ね)が示され、光の混合と色の混合の様子だと説明されます。 (グラスマンの色の3色性、加法混色などと呼ばれるもので)混色したら(色が…

 三原色(単一波)は存在しない  

三原色(単一波)は存在しない (波長と色の対応)や(三原色の色操作)から、原色の(単一光)が求められました。しかし色は常にある程度の波長幅を必要とし、本当の原色は、ついに得られませんでした。 前講で、光を大小の雨粒に例えました。粒の大きさを厳密…

 波長で色はきまらない 

1.3 波長で色は決まらない (ニュートン)の分光実験から、色の元は(色)光であり「波長で色が決まる」と考えられてきました。いまでも初級者用の色の説明(分光分布・色の反射係数など‥)に使われています。 しかし、波長と色を対応させて並べると直線状に…

 新色彩学を再開します 

雄さんの「新しい色彩学」を再開します。 と言ってもとくに目新しいものはありません。(新しい人は、前講(昨年1〜5月)を参照して下さい) 多くの質問についての解答と、前講の説明の補完をして「新しい色彩」の姿を明確に示そうとするものです。 また私の…