三原色が間違いのもと 


 「三原色」が間違いのもと 付図(加法混色)

 小学生で習った「3原色」が全ての間違いの始まりです。上の図(3円の重ね)が示され、光の混合と色の混合の様子だと説明されます。
 (グラスマンの色の3色性、加法混色などと呼ばれるもので)混色したら(色が変わって)‥明るくなった、だから(加法)混色と説明されます。なお(減法混色←‥混合よって色が暗くなる)は後から付け加えられた拡張解釈のようです。

 平らな紙面の説明では分かり難いので、明るさを上下(円盤の積重ね)で表して立体的に考えましょう。
 2つの光(例:赤と緑)を重ねるとエネルギーが大きくなるので、明るくなるのは当然です、二光の合成(の黄色)は明るく、赤や緑の板より上になります。同じ色の光を足しても、(要は明るくなれば)上にきます。
 同様に(赤・緑・青)の三光を合わせ(白色)ると更に上の位置にきます。3色でなく同一色でも3灯が点灯すれば、明るく眩しく白く見えるのです。

※ つまりこの位置関係の上下は、明るさによるもので、色の違いではないのです。
 混色で(色が変わり)明るく(加法)なったのではありません。光の重畳で明るくなったのです。
 (加減法混色)は異質な内容を無理矢理ならべた語呂合わせで、多くの間違いの元になっています。