2012-01-01から1年間の記事一覧

 倍調波の範囲 

倍調波の範囲 従来の(三原色)では、分割した3帯域のレベルを組み合わせ(色が出来る)としてきましたが・・、 今回の(LM感度)では、光の分布の傾斜が示されます(可視光線範囲外の分布域も暗示する)が、(レベルの表示)ではありません。 3つのセンサ…

 波長域を探索 

(LMセンサーは波長域を探索) 図面、グラフの回転 (色温度によるグラフの回転) 今日の図面は、光の演色性(色温度)について説明したものですが(元は7月5日、参照して下さい)、(色温度)については(省略)します。 (右の図面)は、温度の上昇で、輻射…

 LMの感度差 

LMの感度差 (LMの感度差) まづ(左の図面)について・・(青・緑・赤)と3枚のの図面が重なっているので、別々に考えて下さい。 いま、(青のグラフは外して)。 緑のグラフは、Mセンサーの感度図です。中心の緑の縦線は、感度域の中心で域内の感度レ…

 色画面の抜き出し 

感度差と光分布の傾斜 (色画像の抜き出し) いま詳しい話は(ヤヤコシイので)・・、人の視覚が、辺りの景色を、どのように(色画面)として捉えるか?・・について、 大きな流れを確実に捉えて下さい。 今日の図面は、本講の(色の秘密)の最初(9月24…

 センサー感度 

センサー感度 (RGBセンサー方式) 光の波長分布を知りたいのですが・・昨日の漏斗方式では、色の数だけ漏斗が必要なってきます、(色数は無数にあるので、対応できない)ことになります。 そこで、3つの錐体センサーは、三原色(赤・緑・青)に対応しており…

 光の強さ 

光の強さ 雨量計C (光の強さと明るさ)の話( 2011.12.20 参照)で、(Lv値がヤヤコシイ)人が多いようなので(ここでオサライをします)。 (フェヒナー則) 熱い・冷たい・痛い・・など、人の感覚は、刺激が弱いときは(敏感)ですが・・、次第に刺激を強く…

 白黒と明暗 

白黒と明暗(白黒は色ではナイ) 旧来の色彩学で(白黒)は、無彩色(彩りが無い)として(色扱いを放棄)してきました。 そして実態的には、3原色(光)を足したものが(白)、光が全く無いのが(黒)と、してきました。 (光の強弱や明暗)に対する感覚が無く、加減…

 青色域は倍調波 

(青色域は倍調波) 昨日の話は、一般的な光とその倍調波が、色や物の見え方にどう関わるのか・・という話で、(基本の波)を可視光線域に採れば、倍調波領域は、高い周波数の(近紫外域)に拡がります。 ←(棹体の比視感度領域が、近紫外線領域に広がってい…

 倍調波が白色を 

倍調波が白色を (散乱反射) 第3図は、物体表面の散乱反射と液体を通過した完全な透過光の様子を説明したものです。(物体表面のでの屈折ですが、ごく浅い部分(ミクロン程度)のため(散乱反射)と言っています。 光が物に当たって散乱したとき、光は大き…

 倍調波と距離減衰 

倍調波と距離減衰(倍調波) 倍調波については(100月16日)に説明したように、波があるとき必ず基本波に対して何がしかの倍調波を伴っているものです(書物で見るような、純粋の正弦波は、自然には存在しない)。 波が作られる時は、何らかの力(運動や強弱の…

 白色飽和 

白色飽和 (比視感度) 色彩の書物では、(色の感度)として(比視感度や等色関数)が使用されています。 しかしこれらは、色の明るさ(刺激の強さ)で、つまり色に対する(反応出力 ※)のことで、通常の(入力感度)とは(大小関係が逆に)違っています。 …

 明暗の範囲と色 

明暗の範囲と色 (光と色) 左の図は(分光反射率曲線)と呼ばれ、太陽光に色紙を翳したときの(反射光の波長分布の様子)を示したものです。 物体表面の分光反射率が、色によって違うのを、人の目の(3つの色センサーデ検知し・・)頭脳が色の判定をする、…

 色の特徴(緑色) 

色の特徴 (緑色) (空気の色は緑色) 太陽からの光で、屈折率の高い( 〜青色域)は、上空の大気層で吸収・散乱を受けて減少(空が青い)するので、 地表には(緑域〜)以下の光が届きます、(水中では、吸収が激しく、深くへは届きません、 (赤以下〜)…

 色の特徴(空の青色) 

色の特徴(空の青色) 上の図面は(棹体も含む)センサーの感度図(7月4日)です。 表示したレベルの範囲は(全く光を感じない、から〜錐体センサーの動作(色)レベル〜全センサーが感光・白飽和するまで)です。(光の種類は(色んな光がある)ことにして特…

 色の特徴(黄色) 

色の特徴(黄色) (Naランプの黄色光) 私達が普通に見て・使っている、一般の黄色は、非常に強力で、第4番目の原色(左上の図)に数える人も居るほどです、が・・ 道路照明に使用されるナトリュームランプは,黄色域の(580nm)付近の単一 スペクト…

 色の特徴(空色) 

色の特徴(空色) (色温度の回転) いつも(空色)を宛てている(文字数の都合で)が、正しくは(シアン)です。 「色温度の回転」と言うから(??)分り難くなったようです。 鉄などモノを熱すると、初めは赤く →次第に黄色・無色・青へと色が変化するの…

 色の特徴(青) 

色の特徴(青色) (センサー感度の仕組み) 各センサーの感度出力は、一定の演算操作(L−M、−M、S−M)の後、色の要素信号として色判別に利用されます。 感度図(左端)に見られるように、S感度とLM感度は、交点(500nm)辺りで重なっています。 (…

 色の特徴(赤と茜色) 

色の特徴(赤と茜色) 昨日の話は、人の感度センサ−が、実際の色をどのように見分けるか?・・を見たものです。 今日の左の図は、(光のレベルとセンサー感度)の関係を見たもので、光の強さ(レベルの上昇)による、全体的な色範囲の変化(暗闇から→夜空の…

 色の原理 

色の原理 (なぜ色が見えるのか) これまで全く不明だった(色の原因)が・・本講義の今回の過程で、遂に明らかにすることが出来ました。 現代の誰もが(三原色論)を信奉・承認している中で、独自の道を進んだ私達の成果なのです。 「何故色(の違い)が見…

 色の基準 

色の基準 (色の基準) 色の原理からは、8色立方体型の(色データ)の配置が出されました、また実際的な色感覚として(3センサー配置の)8色配置も有りました。 詳細に色を検討しようとすると、困ったことに(色の基準)が全く無いのです。 →(マンセル系…

 色階と色感覚 

色階と色感覚 昨日の(波長変換図)に附けた色票(手元の図面の切貼り)なので、あれをオクターブ並びで円形にすると(太陽光の色環)図、が作れます。 この太陽光色環と6色色環とでは(原理も違うので)色の並びが大きく違っています(11月9日)。 (6色…

 色の階調 

(色の階調) 波長変換図 私達はこれまで、光の波を(波長や振幅)など(物理的な性質)で観察してきました。色も(色環)という形で、音と同じような(周期性)を示します。 音も(空気の波)なので、光と同様(波長や振幅・位相・・など)同じような要素が…

 オクターブ表示(色階) 

7 オクターブ表示 (色階) (単一の波長はナイ) 一つに見える波も(水粒)で見ると(夫々の動きが違う)大小様々(振幅・波長)の小さな波の集まりです (左上図) 側波帯は、無制限に均一に拡がるのではなく、実際にはある波長を中心に集中していますが、…

 光は電磁波 

光は電磁波 (新色彩の理解) これまでの色彩学の誤りの原因が(白黒の無視 ←放棄・逃げ)だと言いました。 そのため今回の講義は(白黒・光レベル・と電磁波エネルギー・・)の理解を目指して・・(波や音の物理)から始めたのですが・・ 、まだまだ(理解…

 意外な常識 

意外な常識 (旧色彩とは決別) 旧来の色彩学の誤りの大きな原因は、近代科学の導入に伴って生じた(混乱と対立)にあったようです。 (未消化)の科学論を押し付けようとした(科学派)と、経験重視の(心理色彩派)の対立は、未だに引き続き、現在の色彩理…

 三原色の中身 

三原色説の中身 本講でこれまで(旧色彩学の誤り)の幾つかを指摘してきましたが・・、(三原色動作のように見える)事実は存在するので、(三原色)の言葉を丸々否定しては居ません。 これまでのように(三原色)と一口に纏めると(誤解を招き易いので)、…

 色の三原色 

色の三原色(色の三原色はフィルター効果) (筆者は)三色円板による(減法混色の実験)を重ねる中で・・これが(色フィルターの減衰度)を測っている、ことに気付きました。 この事を発表してから(早や何年が経ったでしょうか・・) ← (右図は市販のセロ…

 三原色の誤り 

三原色の誤り 色に関して、最も基本の事柄(光や三原色)など・・不確かな人が多いようです。 (経験による)先入観が強く、抜け切れない人が多いようです。 (騙されたと思ってもよいから)旧来の色彩常識を外して本講を見直して下さい。 (三原色の動作) …

 新しい色の属性 

新しい色の属性(旧色彩学は完全沈没) 昨日の話「(色の三属性)の全てに誤り」は、ショックですネ−・・。 これまでの色彩学(肝心の色が全部間違っていた)なんて?(ウッソー・・)と言いたい所ですが、 残念ながらその通り!・・、従来の(色彩の概念は…

 色の三属性 

色の三属性 (PCCS色相環 つづき) これまで、円板の色並びを色環として扱ってきましたが・・、やはり(白黒軸を持つ立体構造)が正しいのです。 昨日の(PCCS色相環)の(立体構造 ←上左図)は、(球形を左右に歪ませた)特異な形(マンセル立体図…