色の基準
色の基準
(色の基準)
色の原理からは、8色立方体型の(色データ)の配置が出されました、また実際的な色感覚として(3センサー配置の)8色配置も有りました。
詳細に色を検討しようとすると、困ったことに(色の基準)が全く無いのです。
→(マンセル系は6色十進、PCCSは変則心理4原色。明るさも反射率 95%以上白・10%以下が黒(だったカナ?)、値は出さないで全部色票(境目ナシ)にする)
→ 某プリンタメーカに、色の基準を訊ねたら・・「機種によって色々違う」とのこと・・
→ そういえば、色票は会社によって色々種類が違ったが、・・標準は無かった・・
(原色はどれか)
かりに(赤色を例に)して(最も赤い色)を探してみましょう。
赤色の感度域は(L−M)ですが、いまかりに、帯域幅が任意に選べるとして・・(狭すぎては色も光も弱い)ので(帯域を広げると)光は強いが色の純度が下がります。 また 光源光の色温度(波長分布の傾斜)と光の強度(レベル)よって色の出方と色質が違ってきて、決められない。
つまり、最も赤い色(原色)は、結局、心理的な色判断になってしまうのです。
(現在の色基準)
現在、マンセル(6色10進)やオストワルト(心理4色)の色体系が世界的に有名ですが、日本では(PCCS表色系)が標準とされています。
PCCSは、色の最大彩度はどれも一定、補色は対向しない・・など、トーンという感覚からより実際に近い配置にした、・・とのことです。
色系列にはいろんな方式があり、優劣は付け難いとは思いますが・・やはり世界で共通にしないと不便です。
それに、どの方式も(実際の波長の指定)がされてないので色が決まりません。
← 色票という形で示され・・おおよその見当だけで、色の(中心波長)確定が出来ません。
(世界で共通の尺度を)
色感覚は人によって微妙に違うので、日本独自の方式になったようですが・・世界的に通用する基準が無い、のはやはり不便です。
筆者が先日、提起をした (太陽光色環)なら、色を波長で指定すれば(※)、世界共通です。(白昼・太陽高度角・被検物の明るさ、周辺の色・・などを指定が要る)
人種の違いもあるでしょうから・・、それなりの機関で平均値を出して決めて下さい・・ヨ
※ 太陽光の場合、(暗線)があり、波長の目盛は正確になります。