2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 色への変換 

色感度の詳細(1) センサー配置と色変換 昨日の(センサーの配置図)から‥。 3センサーの受持ち帯域は、可視光線域を4分割し (M)センサーは、帯域の中間に (566テラHz) (L) 〃 低周波域(1/4) (476) (S) 〃 高 〃 (673) に配置…

 色の配置 

色の配置 (1) 色センサーの感度特性 光の分布状態を知るために、可視光線帯域に3つのセンサーがを配置されています。 はじめに、光量の最も豊富な(緑色)と、物の識別や暖かさを求めて(赤色)の2色で考えます。 (2色の感度特性を傾斜させ、半値で重ねる…

 錐体信号 

] 全ての色の源(1)錐体信号の基準値 (LMS)の錐体センサーには、夫々の受け持ち帯域があり、帯域特性に応じた光の収集を行ないます。 一画面の掃引が終わると、夫々独自の集計で(LMS)3枚の画像が作られます。これが頭脳に渡されて、次の解析作…

 自然光と人工光 

(自然光と人工光) (蛍光灯) 一般家庭の照明は、殆ど全てが蛍光灯ですが‥、光に独特の癖(違和感)があり(写真が緑に変色・料理も変に見えたり)します。 (分光図)によると緑と青色の所に(強力なスペクトル)があり、これが違和感の原因のようです。 …

 補色は待受け画面  

補色は待受け画面(補色は実在しない) 補色の実験では、入力光を止めたから(通常は裏で働く)補色の形が見えましたが、元々(データ処理の都合)で出たもので、実在の(色)ではありません。 いつも表の色に隠れて正体を見せない影の色だったのです。(輪…

 変換テーブル 

変換テーブル(色変換テーブル) この色立方体は、センサーデータを色に変換する(テーブル)なのです。 桿体や錐体からのセンサー出力(データ)は、(色ではなく)色を構成(指定)するための(要素←ベクトル)だったのです。 夫々の要素は色の指定に大き…

 3色円板の工作 

(3色円板の組立て) 一昨日からの話は、 * 色には補色と呼ばれる(反対色の組合せ)があること、 * 反対色を混ぜると、どれも(灰色)になること * 灰色は、全ての色の混合であり、色がここから拡がる(原点)であること * この原点(元色・灰色)は、…

 元色と色空間 

色空間と元色(1) 全色混合は無色 (中心の灰色)を越えた向こう側に(反対色を置いて)色を整理することで(色相環が作られた)と思います。 個々の反対色の組合わせは(灰色)になります、全ての反対色を纏めた中心は、色味が全くナイ(完全無色)になりま…

 色の発生 

色の発生 (補色並び) これまでの検討で、(明暗や図形)は光の状態を目を通して観察し、頭脳が解析し、その結果を報告してきたものでした。 これから(色)がどのように感知され、光がどのように整理し組立てられたのか?‥を考えて見ます。 ここではまず(…

 白黒写真 

皆さん!これまでの話は如何だったでしょうか?‥。 光を感じた目が、これを(明暗)として体系化し、更にこれを(輪郭→濃淡画像)に組上げてきました。 (熱い・冷たい)などの単なる(感覚器官)を越えて、(色や形)は大掛かりな(精神作業)を伴う(視覚…

 その他の網膜細胞 

(その他の網膜細胞)(細胞の絵) 網膜を構成する各種の細胞の(配置・構造図面)がありますが、桿体・錐体以外の役割は殆ど判っていないようです。(神経節細胞) 神経の末端に繋がっているので、頭脳と網膜を結ぶ(信号の送受信機)だと思われます。 これ…

 錐体の感度 

錐体の感度 (雨量計) (一般の雨量計) 気象台の雨量計は、一定の円口径(D=20Cm)で受けた降水を、口径が小さいメスシリンダー(円筒型計量器)に移し替えて計量するので、僅かな水量でも高さが拡大され、目盛りが読み易くなっています。 (錐体細胞)…

 桿体の働き 

視細胞の構造 (視細胞4.7) これまでの解析から、視覚の動作と視細胞の役割が、ようやく見えてきたようです。 (光を感じた目(センサー)が明暗を見分け、頭脳によってそれがどのように画像に組み立てられて行ったか、‥(視細胞) 桿体も錐体も(解剖図)か…

 動画のデータ 

動画のデータ 映画の原形発明は(エジソン)らしいですが、日本で本式に拡がったのは、昭和になってからのようです。 映画は、1秒間に20枚以上の写真を見せて、画面の人物などを動かします。 昔の映写機は大きなフィルムリールを廻して写していました。 …

 濃淡の表現 

濃淡の表現 (濃淡) ポスターや墨書を除いて一般の写真や絵画を扱う場合、これまでの図(形)以外に(色や濃淡)が要ります。 白黒(モノトーン)画像で64階調(6Bit)、カラーなら(最低3〜24)Bitを使います。 デジカメ画像の画素数は(1千万画素)…

 明暗図の作成 

明暗図の作成 人が目前の景色を、画像として取り込むための(基本的な手順が)出揃ったたようです。(1)明暗図の作成① いきなり目を開けては、眩しく危険なので、始めはしっかり瞼を閉じていますが、 ② 光を取り入れるために、徐々に瞼をに開いて行きます…

 明暗データの圧縮 

明暗レベルの圧縮 我々の目は、大幅な光のレベル(強弱)変化を(明暗として感じ)ていますが、具体的にどう取扱っているのか、考えてみましょう 上図では 1図 赤色の濃度は、白から赤に(渦巻き型に)順次変化しています。 2図 色濃度のレベルは、表に示…

 画像データの情報量 

画像データの情報量 画像データの情報量(1)情報の元素 (情報とは?)なんて調べると、難しい答えが返ってきて大変です。貴方がいま隣の人に何かを伝えたいと思ったらそれが情報の元です、赤ちゃんが泣くのも情報を出しているです。何でも情報になります…

309 画像の組立て

309 画像の組立て 伝送された画像は、画像の分解時の手順に従って組み立てられ、再現されます(頭脳側の基本台帳デスネ)。 このとき画素データを順次積算して →総合計を求めると →平均値が出せます。 データ値から平均値を引くと(±)の偏差値型のデータにな…

 画像の組立て 

 目が作る画像 

PPI表示レーダーの表示(PPI) (Plane Phase Indicate)平面位相角表示の略で、探索用のレーダー(舶用・気象)に広く使われる(極座標)の表示形式です。(筆者は、舶用レーダー初期からの技術者) レーダーの原理は、 1、はじめに、自分の所からある…

 画像の分解 

画像の分解 (図面:2010.4.18)(1)脳に作られる原画像 いま貴方が目の前に見ている画像は、(眼球)が直接見た景色とは違って、実は頭脳が作ったものだったのです。 網膜に映った画像は、前置処理のあと、頭脳に送られて(本格的な処理加工)を受けた後、最…

目の構造

(2011.1.1 開講挿絵も参照)307 人の目の構造 (※) 眼球について、かなり詳細な部分構造が明らかになってきました。が、これらの正確な(役割・働きは)殆ど判っておらず、全く手探りの状態です。 目の構造から、視覚システムの働き(頭脳コンピュータと眼球…

 黒の発見 

黒の発見(光の影) 昨日の「黒は光の影」は、新色彩学の起点であり根幹をなすものです。非常に大切な所なので(クドイですが)見直しをしておきましょう。* 明るい昼間に、少し離れた(木陰の人)は暗くて、顔も服装もよく見えません。、同様に(街灯の脇…

黒は明るい光の影

306 黒は明るい光の影 一昨日の図面を見て下さい。最低照度の星明りを(0LV)、薄明(0ルックス)は(11LV)、最も明るい所で25LV)になっています。 目が見る明るさの範囲は(1〜64倍)程度(6LV)の範囲です。 光量 LV値 明るさ 1/8 …

目の明暗範囲

目の明暗範囲 (白黒レベルの図)(1)目が見る明るさ 物を見るとき、明る過ぎても暗すぎても旨く見ることは出来ません。暫く待てば(明るさに合わせ)ますが、(同時に見ることが出来る明るさの範囲)はかなり狭いようです。 カメラの露光調整(絞りやシャッ…

自然の明暗範囲

自然の明暗範囲 (図) (1) 明るさの範囲 (自然の明暗) 自然の明るさの範囲は非常に広く、昼の目(明所視)が、薄明から明るい日差しの空(1〜10万ルックス)まで、夜の目(暗所視)が暗い星明りの夜(0.001ルックス)まで、上の図でも1億(10^8)…

昼の目と夜の目

04 昼の目夜の目 (3) 暗順応 自動車でトンネルに入ると暫く何も見えません、回復に10秒程度掛かりますが(暗順応)(明視・暗視)と言われる現象です。 筆者は(夜の目)(昼の目)と言ってきたものですが、おそらく人類の進化の過程で、夜行性から昼間の生活…

 第一章 視覚 

(本日の図面は(PCCS色相環←実際感覚の色配置に近い)日本の標準です)、筆者の色立方体に似てきた?‥ようですネ) お待たせをしました。 これまでの内容は、予講(現行色彩学の疑問と色彩物理の基礎)としときましょう。 これからが本番の「新しい色彩…