黒は明るい光の影

306  黒は明るい光の影

 一昨日の図面を見て下さい。最低照度の星明りを(0LV)、薄明(0ルックス)は(11LV)、最も明るい所で25LV)になっています。
 目が見る明るさの範囲は(1〜64倍)程度(6LV)の範囲です。

  光量 LV値  明るさ     
  1/8   0  非常に暗い(黒)
  1/4   1  暗い     
  1/2   2  やや暗い    
   1   3  基準値     
   2   4  やや明るい  
   4   5  明るい     
   8   7  非常に明るい(白)
 今普通の明るさ(22LV)として、(スケール基準値)を図面に当て嵌めて下さい。
(3LV)下の(19LV)は、表によると(ちょっと曇り空)程度の筈ですが、スケールの表示は(非常に暗い--黒)になります。 実際にも目で見た状態は(真っ黒)です。

*1(明るい暗い)は(画面とその場所(点)の明るさ)との(相対比率)で決まるもので、その場所の(光の強さ)ではありません。
*2 明るい暗い(白・黒)は、色配置として元々準備してあったもので、光の測定結果を(明るい方から順次割り当てた)ものです。
*3(黒←暗い)というのは(明るい光が)相対的に作り出したもので(光が無い=黒)は誤りです。明るい光があるからこそ陰(黒)が存在するのです。

 木陰の人物や建物の階段下は(現場では暗くないのに)外から眺めると(真っ暗に見える)のはこのためです。(実は筆者は、永年これが不思議で仕方なかった‥)

 ← 大袈裟に言う積もりではないが、これはこれまで(世界中で誰も気付かなかった)「世紀の大発見」なのです ‥ ‥ ワカルカナー)。

 筆者の「新しい色彩学」は、これが基本で「白によって黒が発生し」「色も反対色は頭脳が創り出した」‥と続きます。本当に勉強したい人は、ここを確実に通過して下さいネ(全く難しくはナイ)。