目が作る画像 


 PPI表示

レーダーの表示(PPI)
 (Plane Phase Indicate)平面位相角表示の略で、探索用のレーダー(舶用・気象)に広く使われる(極座標)の表示形式です。(筆者は、舶用レーダー初期からの技術者)

 レーダーの原理は、
1、はじめに、自分の所からある方向に向けて(ごく短時間の)パルス電波を発射します。
2、電波は、次第に遠くへ進みますが、ある距離で目標物(雲)や障害物(山など)に当たると、そこで一部が反射されて返ってきます。
3、パルスの発射が終わると直ちに電波の受信に切り替えます。エコー(山彦=反射)は(近くは早く遠くは遅れて)時間系列(順序)に並んで帰ってきます。(この表示は、A表示と言います ←目標は決まっていて距離を正確に知りたい場合)
4、上のA表示が終わった時点で、僅かに方向を変えて、(1)の電波発射動作に戻り(1〜3)の動作をします。
5、以上を繰り返し、A表示の(始点を綴じて扇子を開くように)円形表示をすると、地図が出来て中に目標物が記されています。

(目が作る画像)

 人の目の場合は、おそらく(PPI)を基本にした掃引方式だろうと思います。
 視野範囲は、横長の楕円と思うので、図のような、楕円形の池を考えます。、
 池の周辺には、数多くの感知器が配置されており、(受信が中心でないのは、処理を素早くするためです)
 池の中心部から周辺に向かって張られた、感知線に接続されています。
 いま、中心部の板を動かすと波が楕円形に広がって行きます、
 周辺の感知器は、一斉に波の信号を受信しますが、
 波が到達したとき、水面に異物があれば、感知信号を出します。
 頭脳は、全感知器の信号を並列に受け取り、楕円形の画面に周辺から中央に向かって表示図(遠近反転画像)を作ります。
 (以上は、一つの想像ですがネ‥ 。 見てきたようなウソになるかナ?‥)