目の構造


(2011.1.1 開講挿絵も参照)

307 人の目の構造 (※)

 眼球について、かなり詳細な部分構造が明らかになってきました。が、これらの正確な(役割・働きは)殆ど判っておらず、全く手探りの状態です。
 目の構造から、視覚システムの働き(頭脳コンピュータと眼球センサーの役割分担を)を知り、眼球側の仕事(処理内容)の解析が順序だと思います。(目の詳細構造からいきなり色の話に飛んでも所詮ムリな話でしょう)

 (カメラとの対比)
 眼球の構造は、カメラに似ているのでよく比較されます。(カメラに詳しい人は流して貰って結構です)

1、光量の調節 -- 図にありませんが、外から来た光の量を調整するため、カメラでは絞りやシャッター(最近はセンサー感度も)が露光の調整を行います。
 人の目では、危険防止(過大入力阻止)のために瞼の開閉があります。本格的な絞り調節は(虹彩)で行います。
2、レンズに相当するのは、水晶体です。カメラではズームやレンズ交換をしますが、人の目は単レンズで調整範囲も僅かです。 ピント調節も。毛様体が働くようですが、カメラレンズほど明確な装置は無さそうです。
3、フィルム(デジカメセンサー)に相当するのが網膜です、カラー用の3種以外に超細密な桿体センサーがありますが、用途はよく判っていないようです。
4、中心窩という部分に細胞の極度の集中があります、これも詳細不明ですが、(近距離の測距や偏波面の測定‥)特殊用途がありそうです。
5、その他 視細胞を(水平や垂直)相互に結ぶ装置があり、(センサー画像どうし)や頭脳からの(比較検定用の画像 との照合)や演算などがありそうです。

(※) 目の構造に関しては、最近の書物・インタネットなどに掲載されています(筆者の説明や図面はこれらの抜粋・紹介)なので、ぜひそちらを参照して下さい

 主なものは、* 眼球構造図。* 桿体や錐体などの(解剖)構造図。* 桿体錐体の総個数および分布図。*比視感度 などです