元色と色空間 


  色空間と元色

(1) 全色混合は無色
 (中心の灰色)を越えた向こう側に(反対色を置いて)色を整理することで(色相環が作られた)と思います。
 個々の反対色の組合わせは(灰色)になります、全ての反対色を纏めた中心は、色味が全くナイ(完全無色)になります。(言葉として無色透明または全色無色と混乱しやすいので、本稿では(元色)を使います)
 実際の絵の具の混合では(不完全で汚い灰色)になりますが‥、全色混合の灰色は無色で(他の色の基準)なのだと理解して下さい。

(2) 元色を確認
 いま、直ちに目を瞑って下さい!‥。 ‥ ‥
何が見えましたか?‥。 何も見えません‥
周りが明るいなら、手で目を覆って下さい‥。 
 ‥ アーッ!見えました、何やら訳がわからない、チカチカ〜もやもや‥赤や黄色や‥色んな色が‥灯いたり消えたり動いたり〜 ‥ 全く一定しません。
 そうです。それが全ての色の(源で)色の中心の「元色(灰色)」です。 ‥???‥

 貴方はいま目を閉じました、外からの光が遮られ見えていた色が無くなりました。(←全色空間の基準点(中心)に来たのです)。
 理論的な(色の中心は灰色)ですが、実際には何時も(適合する基準値)を求めて探し廻っているのです。

(色の空間)
 全ての色は、この無(元)色を中心に(立体的に)拡がっています。これを(色空間)と呼びますが、この空間を構成する、(要素や軸の配置など‥)がこれからの課題です。
 いま、新しい色空間内に(3軸の直交座標)を考え、センサー出力(LMS)を割り当てることにし、基準(元色)点から夫々(+−)の方向に目盛り、データを配置して行きます。(図面軸名LMSにしてネ)
 全データを配置すると、色の立方体が見えてきます。←これを「新色立方体」と呼び、これを使って色の性質などを調べて行きます。