色の配置 


 色の配置
(1)  色センサーの感度特性
 光の分布状態を知るために、可視光線帯域に3つのセンサーがを配置されています。
 はじめに、光量の最も豊富な(緑色)と、物の識別や暖かさを求めて(赤色)の2色で考えます。
 (2色の感度特性を傾斜させ、半値で重ねることで、帯域別でなく波長対応が可能になります)
 更に色域の拡張を目指して、第3の青色センサー(は数が少ない)を追加して、3色にしましょう。
 このセンサー配置方式で、黄色・空色が増え(3原色から→実際の8色配置)に近づきます。

(2)センサー軸の方向
 視覚の基本は(明暗)なので、桿体センサー(明暗軸)を、下から上に垂直に考えます。
次に、錐体の3つのセンサーは、相互に干渉は無いので、直交3軸型の配置にします、3色を合わせた白黒の色軸は、3軸の中間になります。白黒は(明暗)と考えて、白の方向はを明暗方向とします。
(3色夫々は、相互には直交ですが、夫々は白黒軸に射影があり、白黒の色度を持っています(←参照:2月19白黒写真)

(錐体と桿体の協働)
 3つの錐体と桿体の4つのセンサーがあり、夫々からデータが送られてきます。
 まづ、光の総量にあたる(明暗データ)が記入され、それから3つの錐体データ(LMS)が夫々の座標記入されます。4つの値が入ることで一つの色が決定します)。

 つまり、ここの作業は、光の状態を色に置き換える(変換テーブル)なのです。
(各データの値は、直接の「色」ではなく、色を決定付けるための要素(ベクトルデータ)だったのです。