309 画像の組立て

309 画像の組立て

 伝送された画像は、画像の分解時の手順に従って組み立てられ、再現されます(頭脳側の基本台帳デスネ)。
 このとき画素データを順次積算して →総合計を求めると →平均値が出せます。 データ値から平均値を引くと(±)の偏差値型のデータになります。

 この図面のデータは、画面範囲の(明暗基準値)と、偏差型の観測データ(平均は0になる)の二つです。
 つまり、或る景色(画面領域)を眺めたとき、(中間の明るさに基準を置き、それより(+3LVは白)(−3LVは黒)と定めるのです。
 このデータを、各画素の位置に正確にプロット(点描)して作られたものが、頭脳側の基本図面になります。
 基本図面は、常に最新のデータによって更新されて行くので、画面を時系列(短期・長期)で保存する機能がある筈です。
 保存画像は、基本画像(景色の通り)のアナログ型(再組立てや参照の利便やデータ量などから)と思われます。

 基本の動作は、上記でよいのですが‥ 。実際の目の動作では、錐体にも桿体にも、光レベルの測定機能があります。どのように使い分けているか判っていません。(筆者は常に両者が同時に働くと思う)

(錐体)--には(LMS)の3種があり、夫々は別の信号で、3枚(LMS)の画像が作られます(←これを原色画像とする人が多いが、まだ色情報ではナイ)これを元に頭脳が色画像を作るのです。

(桿体)の動作はよく判っていません。解剖図からは、レベルを測るようには見えません。ここは(他の手段がある)と考えておいて下さい。(筆者は別の手段を考えていますが、複雑なのでここでは省略・後述します)