倍調波が白色を 


 倍調波が白色を
(散乱反射)
 第3図は、物体表面の散乱反射と液体を通過した完全な透過光の様子を説明したものです。(物体表面のでの屈折ですが、ごく浅い部分(ミクロン程度)のため(散乱反射)と言っています。
 光が物に当たって散乱したとき、光は大きく変化をし、これまで色を見せた基本波は、大きく崩れて弱まり、小さな倍調波が数多くの発生します。
(倍調波と白色)
 倍調波は、高い周波数(短波長)で(元の色域を外れる)色にはならず(棹体センサーで)光エネルギー(明暗・白色)として感知されます。(第2図、3方向色軸の中心が、明暗=白色軸になる)
 → (ここからは色立方体の白黒軸を立てて、色感度図を見て考えて下さい)
 * ある色の光が弱いときは(レベルが低く)下の方で暗い色ですが、・・
 * 光の強度が増すと、帯域も広がり光のレベルも上がり、次第に濃い色になりますが・・
 *(ある程度で色の波長帯域が重なり)、全体の色は白いままで変わらず、夫々の色も一定以上には濃くはなりません。
 * ある一つの色でも、光が強いときは波長範囲が広く、他の色のセンサーも感光して白くなります。
 * 従って、近距離の光は、(白く明るい)感じのザラついたドギツイ色になります。
 * 光源自身は、周辺部が一定のオ色を見せますが、中心部は常に白く輝いています
(色の質感)
 夜は色数が少なく単調でキレイな色に感じますが、昼は色数(色相)も多くなるし(棹体倍調波感度による)質感の異なった色種が、多いようノ感じます。
 棹体の働き・倍調波・明暗・スペクトル光低温発光・・など、さらに検討すべきものが多く残っているようです。
(散乱光は近距離範囲)
 元々散乱光は、距離減衰が(基点・始点のため)大きく、遠くへは届かないのですが、倍調波成分が高周波のため。埃や小さな水滴等・・で吸収されて、さらに減衰が大きくなります。
 夜の看板やライトアップ・・など、照明された光は、すぐ近くで見えるだけで、少し離れると殆ど見えません。 光の距離減衰度および倍調波の含有率が、陳距離の距離感に大きく関わっています。 
(電灯や透過光)
 透過光は、空気や液体などによって波長の選別が行われた(倍調波などを含まない)光でキレイに(澄んだ色)で、遠距離に届きます。 平地では、夜間(赤色の標識は)がとくに目立ちます。 山からの夜景では、街の明かりは電灯など直接光のみが見える世界です。
(遠近の距離感)
 透過光は、冷たく落ち着いた安定した感じの色で、その透明感・園距離感は、(色彩度
の低さ(←無色で色を薄めた感じ)と、青(空色)の混入度と思われます。
近距離の距離感は、倍調波の含有率および、拡散による減衰度が大きいと思われます。