色の特徴(空色) 


   色の特徴(空色)
色温度の回転)
 いつも(空色)を宛てている(文字数の都合で)が、正しくは(シアン)です。
色温度の回転」と言うから(??)分り難くなったようです。 鉄などモノを熱すると、初めは赤く →次第に黄色・無色・青へと色が変化するので、色温度と言ったので(色自体が)熱いのではありません。
 鉄からは温度上昇に伴って、熱エネルギーが放射されます(熱擾乱)。
 放射帯域は、初め(低温度)では、赤外線域で、その端が赤く見えます(下の図)。 次第に黄色から緑色に変化(実際は目が緑を打消し無色に)(中段)。 さらに温度が高くなると、紫外線域に移動して(可視光線域からは、高い周波数帯域の裾野が青く見える)のです。 ←(この帯域分布の傾斜が回転するように見える、ということです)
 →(注意、帯域分布の傾斜度は(L−M)値なので、これを(緑〜赤色)に割当てるので、可視光範囲を3分割するのではありません)
(色の変化)
 これまでの色の話は、特定の色を中心に狭い帯域で(赤や黄色・・と)単独の色の話でしたが、色温度の帯域は、可視光域より広いので、目はその一部しか見ていません。 そのため。初めは赤のみ →次は赤と緑で黄色、→さらに拡がると全域(緑が中心ですが、消されて無色) →帯域中心が上に抜けると青と緑で(空色) →さらに上では青色、になります。 赤黄緑・・と同じ変化ですが、広帯域で色が重なり、色変化が違って見えたのです。
(空は青色)
 太陽からは、(紫・青・空・緑・黄・赤・赤紫・近赤外・赤外・・)と広い帯域の光が来ています。地球上空の大気層で、紫外線領域は殆ど吸収され、〜青色域も上空で散乱反射されます。 そのため空は(碧い)のですが、さらに下層の空気の(水滴や塵で(白く濁り)青〜空色、に見えるのです。
 上空で( 〜青色)が取られてしまい、地表には(緑が最大で〜それ以下)の光)が届きます。(等色関数のヨットの絵は緑色です)

(シアンは仮想の色)
 上のように、空の色は(空の青と、雲・水滴の白が混合色です。絵の具(シアン)も合成のようでした。 青と緑の中間のシアン色(のスペクトルは)実際には存在しないようですネ・・、
(空気は緑)
 地表の光は、緑色なので(全てが緑かぶりに見えている)、目はこれを旨く消して(Mセンサー感度を(−)に)普通の景色に見せてくれています。