色の特徴(黄色) 


  色の特徴(黄色)
(Naランプの黄色光)
 私達が普通に見て・使っている、一般の黄色は、非常に強力で、第4番目の原色(左上の図)に数える人も居るほどです、が・・
 道路照明に使用されるナトリュームランプは,黄色域の(580nm)付近の単一 スペクトルなので、こちらの方が(純粋の黄色)です(第2図)。
(一般の黄色)
 一般の黄色は、反射率の図(第3図)のように、実際は(赤+緑)色の帯域です。 ← とくに、フィルター関係の説明では、(赤+緑色)と考えると分り易くなります)。
 新色彩や6色環では、青が黄色の補色ですが、他では(紫色)になっています。
 黄色の名前を(そのまま使うなら)(黄色とイエロー)と使い分けましょう。
(不変色相)
 右下の図は(ブリュッケ図)で、明るさによって、色(の波長域)が変わる様子を示しています。 明るいときは(赤も緑も)広い帯域ですが、暗くなるとどちらも黄色付近に集中しています。 ←(3原色の固定は、明らかな誤り)。
 ← 黄色は、赤と緑の相互干渉で(両者の中間(573nm)付近に固定)見える色で(不変色相)と呼ばれます。
 ←(青と緑の間も(空色の不変色相)になりますが、棹体感度のピークが重なって複雑になり、黄色ほど明瞭ではありません)
(色の安定度)
 黄色は、高レベルで明るい色(青は低レベルで暗い)ですが、(周りの色や汚れに弱く)色の安定度は良くないようです。 ←(純白や黒も)汚れが目立ちやすい(色条件の範囲が厳しく外れ易い)ためと思われます。