色の特徴(青) 


 色の特徴(青色)    
(センサー感度の仕組み)
 各センサーの感度出力は、一定の演算操作(L−M、−M、S−M)の後、色の要素信号として色判別に利用されます。
 感度図(左端)に見られるように、S感度とLM感度は、交点(500nm)辺りで重なっています。 
(交点は空色です)
 交点より右(長波長)側は、出力感度の差(L−M)が(波長分布の傾斜)を表しており、(緑〜赤色)の色配置は、この値で決められます。
 交点の左(短波長)側は、(青色の感度域)とされていますが、なぜ広い帯域なのか?・・(倍調波域)と思いますが・・よく判りません。

(青色は高感度)
 夜の空は(視野一面が暗く)棹体センサーの出力で(星が見えて)います。 夜が明けて辺りの(光レベル)が上がり(Sセンサーの感度域)に掛かると、暗い空に青味が入り(青黒く)見えてきます(青が星を覆い隠す、・都会の夜空)。
 → Sセンサー感度が最も高いので、常に青色が(背景色として)働くため空がが青く見えます(※)。 ←(都会の夜の青色・昼間の青空や空色など、・・ 
 ※ レイリー散乱やミー散乱などは、空気の分子レベルや水滴の大きさなど・・(遥か桁違いの話で)、青色だけが散乱する理由説明は、全く有りません
(昼の目と夜の目)
 私たち人の目は、昼間の太陽光で色を識別する昼間用の目と、光を蓄積する高感度型の(夜間用の目)と、(二重の構造)になっているようです。
 青い光は、昼間の太陽光にのみ存在するので、青色光の有無が昼夜の識別に使用される、ようです。
 → 棹体による明暗画像がベース(背景)になりますが、昼間は錐体による(色の画像)で上塗り描画されます。

(視野範囲の切り分け)
 棹体感度(夜の目)は、夜間星空が見える程の高感度です。錐体感度(昼の目)は、色や散乱反射光(による近距離範囲の探知が優れています。
 この二つの機能は(昼夜の別や視野範囲(上空と地上)を区別する、と思います。

(青色は暗い)
 青色は、赤より高感度ですが(すぐに白飽和して)青色に見える範囲(感度域の先端部分だけ)が狭いようです ←(赤色は、緑域の側面でかなり高レベル域で動作)。
 青色光がの白飽和する直接の原因は、Sセンサーの数が少ないことですが・・さらにその理由を(空の範囲検知)としてきましたが・・イマイチです。

(倍調波領域)
 太陽光の危険を知るために、これほどの広範囲・高感度が必要とは、到底思えません(もっと重大な任務があるハズ・・)ということで・・ 筆者はここに、倍調波感度の領域を考えます。(詳細は来週に・・)