百人百様の色相環 


百人百様の色相環(参照: 2010.3.09)

 初めは、三原色の円板(相互に混合可能)外周の色だったが、その後(ムリヤリCMYを挿入した)6色を24色程度に補間をして色が連続するように見せたものです。
 色相環の多くは、円盤状に色(票)を並べたもので、(白黒や明暗)は色とは考えなかったようです。 現在は、円環の中心に白黒用の軸が附けられ(立体的な色配置←ソロバンの玉や球形)になっています。
 色相環は、その後も目的に応じて色々の提案が出され、今では数え切れないほどの種類があります。オストワルトやマンセルの色相環が有名です。
 現在の日本では、PCCS表色系(心理四原色で実際に近い)が標準とされています。

 上の色相環は感覚的な色配分で、最も赤そうな色は‥、赤と黄色の間は三段階程度に分けて‥、完全な白はムリだから90%程度を白とする‥など、すべての色に(物理的な)色の基準は全くありません。 

 現在、三(6)原色より心理4原色の方が有力です。青も紫も黄色の補色と言ってます。
 色の三要素(色相・明度・彩度)は、いずれも人によって解釈が違い、数値がマチマチです。
 (色の世界は感覚の世界だと理由を持たずに物理を否定する(心理派)?‥が多いようです)

※ 筆者は、太陽光の波長並び(表示は周波数で)を基準にした「色相環」を提示しています(参照2010.3.23)。