波長と周波数
色彩学での光の説明はすべて波長表示です(光の分散(1.3)は波長並び)以外の、光の強度(レベル・エネルギー)に関して波長表示は不適切です。(残念ながら、多くの人が勘違いし理解できないようです)
(1.8) の分光反射率の図も「あのように見えた」というだけで、光エネルギーの強さではありません。
正しい光のレベルについては、まず周波数(波長でもよいが)と帯域幅(比率)の指定が要ります (帯域幅を指定しないとエネルギーがないのです)
さらに測定された「レベル」も表示法によって、大きく変わるのです。
上の図に太陽の輻射( 2010.2.26 再掲)を示しました。太陽では全ての物のが燃え、エネルギ輻射は(広い範囲でほぼ一定)なのにこの図は(波長表示のため極端な左上がり)になりました。
(詳細説明は省きますが、光のレベル表示は「周波数で指数表示が正しい」と覚えて下さい)
測色計の表示は(波長幅一定)なので修正を加えないで「光のレベル」として扱うと誤りです。
波の強さ(エネルギー)
波の話となると、すぐサインウエーブが出て、上下の変動(振幅)が大きいほど強いと説明されます。
音の例でも、の下の「ド」音のみを鳴らすと周波数も振幅も明瞭です、演奏では色んな調音が加わりよく分かりません、更に色んな音を加えると雑音になります。 海の波でも多くが集まると漣になって元の波の荒れは見られません 光は無数の波の集まりなので(波の振幅ではなく)光エネルギーの量を測るのです。