無色が見えた! 


  無色が見えた!      図、補色色立体
(空気を通して物を見ている)
 昨日の話で、私達が目で物を見るとき、常に(無色の空気層)を通して(物の形や色)を見ている、のでした。 → これまで、簡単に・・立方体の中心を(元色・灰色)としてきましたが、(中心は無色)が正しいようです。 今一度シッカリと考え直して見ましょう
(補色の中間)
 補色は、反対の色の組み合わせなので、両者の中間は(R+C)/2=0、(G+M)/2=0、(B+Y)/2=0 ということで、どの方向にも(0)なので、補色を(何組重ねても)中間点は(0)立方体の中心では、全ての色度が(0)→ つまり(無色)ということになります。 ←(C=−R)(M=−G)(Y=−B)
(色彩度)
 色彩度も、確認をしましょう・・。中心の色彩度を(0%)とし → 中心から表面に向かって、次第に色が立体的に拡がっていました。 逆に言えば、表面の色が、中心に向かうほど(色が無くなり)・・中心では完全に(無色)になるのです。
 色彩度の方向は、立体放射型で、等彩度面(表面など)に対して(斜め)になり、角度はその場所によって異なります。表面の色彩度が最大で(1 or 100%)中に向かうほど少なく、中心では色が無く(色彩度=0)になります。

(無色の発見)
  立方体の中心は(対向する補色の中心であり)完全な(無色であり)ここが(色の基点)であることを、ハッキリと認識をしました。
 ← 空気の色を(無色透明)にしたから、(物が正常に見えた)・・のでした。 手前に(無色)の空気があり、その向こうの(色が見えた)ことで、手前の(無色が)確認出来たのです。 ついに貴方は「無色を見る」ことが出来たのです・・、 まさに『無色の発見』なのです。
 色の基点(始まり)を見付けたのです。ここが色彩(学)の始まりであり、筆者が「色の革命」と言う所以なのです。

※ これまで立体中心を(灰色・元色)と言ってきましたが、混色の中間が灰色で、色の原因(光レベル)の話と違っていたようです  

 (色の濃度・透明度)
 いま、色彩度を逆に(1→0)のよう下げることは、色を次第に無色に近付けることで・・(インクを水で薄めた)ように考えます。
 ← (光の場合も、レンズで物体表面の(色を拡大し)ボヤけてきた状態です)。
 視野の最小単位(画素)の中には、(色の素子)以外に(明度)・(その他の素子)などが、集まっています。
(無色と言う色)
 水で色を薄めることは、これまでの画素の中の(色の素子を、透明な(無色の素子)に置き替える)、ことで、(色の濃度を減らし)(透明度を増す)、ことは・・(色彩度の変化)だったのです。
 → これまで、8つの色を混ぜると考えたが・・、中心の(無色という色)が、立体表面の色を薄めていたのです。
∴ なお、従来の色彩学には、(色の濃淡)や(透明)について(無彩色にも入らない)、記載が無く・取扱方法)も全く見当たりません(これらが色、の感覚が欠除している)。
 ← (三原色をフィルターの透過に、図面だけ差替えた人は居るが、説明内容の記載がナイ・・)
 旧色彩の(彩度)は(カラー写真の白黒化のことで、内容を間違えています。 ← 旧色彩学の3属性(色相・明度・彩度)は、(全てに誤りが絡むので「、完全に破綻」ですネ)