本当の黄色は? 


 (本当の黄色は?)

(心理4原色)
 色を分類・整理するため、色を円環状に並べた(オストワルトやマンセル)の色票(日本標準は(PCCS方式)が使われています。
 これらは、実際の色感覚を重視して作られたということで)(赤・黄・緑・青)の(心理4原色)を基本にしたものです ←(左上図)。
 旧色彩学で、一般的には(三原色での説明)が多いのですが、色料混合で(CMY)が加わり(実際には更に(K=黒色)と(用紙の白が必須)など・・、三原色も適宜?(全くご都合主義で)変わるのです。

(三原色)
 太陽光の分光分布(スペクトル図)などから、光は(赤・緑・青)の三原色(7色ではナイ)と見られます(黄色・空色は、境目に僅かの色幅で、単独の色域とは思われない)

(黄色の分光分布)
 (左下の図)が、色紙の反射率(黄色)の説明ですが、 黄色の光は、赤の帯域(600〜)と緑(5〜600)の帯域と、両帯域の光域が重なった(混合色)だったのです。
 (右上)は、筆者の色感度(黄色)図です、感度域(緑と赤色)の光の合成で(黄色に見えた)ことが分かります。

(ナトリュームランプ)
 トンネルや夜間の道路照明に使われる(ナトリュームランプ)は、丁度この不変色相(黄色570nm付近)に、鋭い単峰のスペクトルを持っています。 波長並びからは(明らかに)こちらが(黄色の本命)です。 他の色成分は全くナイため、黄色ノミの(モノクロ写真)のような世界です。 

(空色も)
 → 同様の理由で、本来の空色は、隣接帯域(青と緑)の合成が(混合色に見えた)ものです。

(茜色の正体)
 (赤紫と青紫)は可視光域の両端なので(連続混合の色)は存在しません。(市販の絵の具は(名前だけ)でした。 ←(赤紫色はナイ、とする人は(赤紫を赤色に間違えた)。
 本講の(色感度の解明9月26参照)(右上Mカラー)で示したように、感度曲線で、(SとL)の最高感度域が、波長の分布(茜色)の傾斜が、離れた領域を跨ぐ(※)ことになりました)。
※ →{等色関数は、全くの虚構(ウソのでっち上げ)で}この部分をゴマカシました。

(ブリュッケ図)
 光が強いときは、緑も赤も広い帯域で色を感じますが、暗くなると帯域が狭くなり、どちらも(中間の)黄色付近に集まってきます。
 つまり両者の(干渉で)中間位置に(黄色が見えた)もので、黄色の位置に(実際の色帯域)はありません。 従来から(黄色とされた色)は(赤+緑色)が正しかったのです。