レベルと帯域 


 レベルと帯域

(光は粒で考えよう)
 1つの波は、近接波の集まりでした(10.18)、また近接高周波の集まりは、(光の粒)←(パルス状の波の集まり)のように見えます(2011.9.27)。

(エネルギーレベル)
 光(波)の強さは、波の持つエネルギーレベルで考えましょう。
 人工の波(電力や無線通信など)では、予め形が決まっており(波高)で波の強さを表しますが・・、光では、表面の波の動き(波高)で、力の大きさを測れない(波高が見えない)のです。
 そこで、光の粒の分布を調べて(エネルギー量)を測ることにしました。

(波のレベルとパワーレベル)
 日常的の静電気は、数万ボルトを超えますが、ピッと放電すればお終いです。電流が少なく実効電力(エネルギー)が小さいためです。
 光の場合も、ピークレベルが高くても、力があるとは限らず、仕事は(エネルギー量)によるのです。
 (光の強さ)=(エネルギー量)なので、光の分布(→帯域幅)を知る必要があるのです。

(黄色の光で実験)
  いま仮に、黄色の波長を573nmとして、光の粒は(1nm)幅の光が集まったモノ、とします。

(3つの光)
(A図) 低圧ナトリュームランプ(Ntランプ)は、(黄色のスペクトル光)なので、図のように、22コの粒が、573・4位置に縦に重なっています。
(B図) 普通の黄色光では、山型に(570〜577)に拡がっています。光の粒は(12355321)と計22コの分布です。
(C図) ランプを色電球に取替えたら(563〜584)まで1コずつの分布になりました。

(レベルと帯域幅
 いずれも光粒の合計は22コです、色も(573nm)で同じ色相です、
 ★ 旧色彩学では、色相だけしか見ないので、上の3つは(同じ光に見える)(←等色・人は識別出来ない)と言うのです。
 ☆ 筆者(新色彩で)は、(ピークレベルが、22・5・1と違う)(帯域幅も、1・8・22と違うので、3者の色相(色調)は違ってきます。 →  実際でも、この3者の違いを(人は感じて)います。
 → 中心周波数の傍の帯域を(側波帯)と言います、上の例では(側波帯)との差が僅かで、色変化が目立たなかっただけです。(側波帯)のズレが大きいと、色変化も大きくなります。(同じ色に見えるは、観測精度が悪い昔の話です)