センサーと色感度 


 センサーと色感度

(視覚センサーと色感度)
 目の感度には、暗い夜でも物の存在を知り危険を感知する(明暗感度)と、物の形や質を見極める(色彩感度)の二つがあります。
 明暗に関する(棹体感度)は、非常に高感度ですが(色別は)ありません。 色別の元になる(錐体感度)は、3つのセンサーが夫々(微妙に違う)ことで、色を作り出しています。←(この色の原理は、旧来の(三原色)とは全く違う、新しい「色の革命」です)
 光のレベルと色の関係を、纏めて(お浚いを)しておきましょう。

(色感度図)
(1) 最初全く光がナイとすると、何も感じないので(真っ暗闇)の世界ですが、 ←(実は(トンネルか地下)に埋められたと考えましょう)
(2)図では、暗闇の世界としましたが、このレベルでは、棹体センサーの働きで、暗い夜空に(星が輝き銀河が見える)世界です。
(3)全体的に光レベルが上がると、S→青の感度が最高なので(青色が)棹体感度に上塗りをして(星)を隠します(空は黒に青味が入りますが、余り目立ちません)
 ← 都会の夜空は、地上からの反照光で青色が広がり、星は殆ど見えません)
(4)都会などでは、青黒い夜空ですが(L→赤の感度域なので)交通信号や航空標識など(赤い色)が目立ちます。
(5)Mの感度も入るので、LM域は(赤・黄色・緑)を感じます。
(6)LM域にS域も重なるため、3色で空色なります。
(7)更に光レベルが上がると、青色の重なりが多くなり、(物体は全色・空は青空)昼間の空に相当します。
(8)更に光が強いと、全てが(白く眩しく)感じられるようになります。(眩しい部分は光源の色で透明です)

(色温度とセンサー感度)
 先日(9.28)の図より、少し光レベルを強くしました(↑印)。
 青色光(1万度程度、空色で右下がりの線)は、S・M・L全域を横切るので、三色が揃い(完全な白色)になっています。
 赤色光(3千度程度、橙色で右上がりの線)は、S領域を外し、赤・緑域に掛かるので、(黄色)くなります。
∴ (青が早く白色に飽和すること、赤色が黄色になるが白変化しない)などは、センサー感度と許容レベル実験(6月6日:参照)です。
 次項の(波長・エネルギー比)も、色光が(早く白飽和する)原因の一つ です。

(エネルギーは周波数に比例する)
 光のレベルは、帯域内の(波の密度)で変わりましたが、・・この、光のレベルを一定にして揃えたとして、 そのとき、「光のエネルギーは、周波数に比例します」。
 → つまり、赤色端の光と青色端の光では(同じレベルでも)青色側が2倍強いのです。
 → 紫外線は、青色より高周波なので、エネルギーが更に高いのです。
 ←(色彩関係ではレベル表示に、殆んどが(波長表示を採用)して間違っています (※)、特に分光分析など・・)
※ 本図のレベル表示や、他の図面の波長表示など・・、元の図面やグラフを(改変しないで利用)しているものが多数あります。