レイヤー技法


 レイヤー技法

 目の網膜には、色を見る(錐体細胞)と、夜に物を見る高感度の(棹体細胞)があり、昼夜切替の動作をしている、とこれまで説明されてきました。
 しかし、色の分解能は低いので、昼間も(棹体の精密さ)が動作 している、と思われます。(TVは精密な白黒とぼんやりカラーを重ねて放送している)
 また、人工照明の(夜の景色)を見ているとき、更に暗いはずの星空を同時に見ることが出来ます。 ← (これは、近距離を(昼の目が)カラーで見て、遠距離(視野の空の部分)は(夜の目)が、同時に見ている)
 以上から、夜の目(棹体画像)は、常に背景画像になるが、昼の目(錐体)からのカラー画像が、上塗りをして、消してしまう、ようです。
(レイヤー技法)
 上の図は現在(アニメ・漫画)などで盛んに利用されている、(コンピュータ)を利用した画像処理技法の一つで、 固定した背景画像を下に置き、次に子供の絵をセロハンに描いて、それを重ねて2枚の絵を合成するのです。
 これによって、固定した(遠距離背景)に、変化の激しい(近距離の動画)を重ねて、能率的に見せることが出来ます。
(目の感度も重ね塗り)
 人の目も、感度レベルに対応した画面を、暗い画面を背景にして、次第に明るい画面を(順次上塗り)をして画面を完成させる、と思われます。
 棹体のセンサー感度は、広範な光の範囲(暗い星空から昼間の太陽まで)を扱い、正確なレベル基準を持っています。 錐体センサーの画像は(レベル基準)を持たず(棹体の基準に合わせて、明るい色を(順次上塗り)して行きます。
(1)背景レイヤー、 棹体センサーは、常に動作しており、(白黒の星空の画像)が(基本の背景画像)になります。
(2)青色レイヤー、 夜が空け始めると、(高感度のSセンサーが光をキャッチ)して(都会では街灯りの反照)、黒い空が青味がかって見えてきます(星空は隠蔽される)。
(3)赤色レイヤー、 赤色感度は、青に次いで高いので、交通信号や航空標識など、赤色光が遠くでも良く見えます。
(4)茜色、 (赤寄りの光)は(色温度が低く右上がり傾斜)です、(一定レベルで)S感度とM感度の頂点を結んで(茜色の空)になります。
(5)緑色レイヤーに感度、(6)さらに、太陽光が強いと(空は深い青色、)(7)更に強力な光では(白く眩しく)・・と昨日の説明どうり・・です。
(明るい色は白い) 
 各センサーのレベル感度は(高レベル域では相互に重なって)全体では(白い背景)になり、個々の色も白くなるので、色別が見え難くなります。
 ←(光が強い程、色が無くなる感じ)なので慌てますが(白バックのため見難くなったのです)。
 → 従来の色彩学では、色が明るくなるほど(明度が上がり彩度が下がる?)のです。