色バランス  


 色バランス   
(センサーからの信号)
 図面は、昼間の太陽光の分布で、LMSセンサーでキャッチされた信号は、(L’=L−M)(M’=−M)(S’=S−M)の演算処理を受けて、変換装置(色立方体)に送られます。
 ここで、(−M)は、常に重なって見えている(空気の緑色)を差し引く(9月24日:参照)ということです、 また M’が(−M)は、M軸の方向反転で(色並びが反転)しますが ←理論の話で、現状が常態です。
(3軸配置)
 色の立方体は、直交する3軸で構成されており、3つの入力信号を、3軸の目盛り対応させて割り振ります。 同時に示された(3つの信号の値)によって座標位置が決まり、(その場所の色)が参照されることになります。
 3軸の目盛り値全てに、データの配置があるとすると、色全体が軸の周りに(真四角)に表示されることになり、・・これを(4軸8原色の色立方体)と呼んできました。
(実際のデータ分布)
 入力データは(強いものから6Lv程度までを)移動平均の演算処理を行い、(+3〜0〜−3、Lv)のデータになっています。また、(通常は、極端に大きい(小さい)←(原色頂点のような)データは少ない)と思われるので・・、 データ値は(0)付近の分布が多く・・全体的には、角がなく丸い(球形)の分布になるだろう・・と思われます。
(色バランス)
 中の図は、色バランスが正しい場合で(白黒軸が中心)になっていますが・・元々(色軸)は決まったものでなく・・ (色分布に偏り)があれば、色立体は、分布の多い方に膨れます。 色立体は、自分で基準を持たず、棹体センサーから(基準レベル)を貰うので・・、
 そのとき、色立体の中心は、長径方向に移動し、新しい色軸方向に設定するので、(上の図では、黄色―青色です)、 色軸は常に、その時の(色バランスの方向)を向くのです。
(色バランスの自動修正)
 錐体センサーは、移動平均方式でデータを集めるので、そのときの(移動平均値は→3枚の色画面の平均レベル)です ←(この値が(同じでない)と色が偏ります) この差をなくし、3画面の基準を揃えることで、全体的な(色バランス)が回復出来ます。
 ← 以上は(理論)で、実際は(移動平均値は作らず(3色の基準を揃える)ことで(色修正が完了)します。
(光源光の偏りを修正)
 人の目は、入力光に色の偏りが有っても(3色の基点を揃えて→色バランスの修正)を行う機能があります。 この機能は、常時働いて、光源色の変化(太陽光の、昼間と夕方や、天候・雲、水中に潜ったときなど・・)の色の変化を(自動的に修正する)ので・・その場の人は(色が正しく修正された)ことに気付きません。
 この作業は(色順応)と呼ばれていますが、大変な作業で、結構時間が掛かります。