屈折と反射

2−1ー2 屈折と反射 (屈折と反射)

(1)水面の屈折と反射 (ホイヘンス
 上の図は、高校物理の「屈折と反射」に出てくる(ホイヘンスの図)です。
(反射)空中からの光が水面に来たとき、入射角と反射角が等しくなる(鏡面反射と)、
(屈折)表面から水中に入り、屈折して進行する(光の方向)について・・説明されます。
 が、あまりにも簡単で、(なぜ屈折するのか?)(なぜ色が発生するのか?)全く分かりません。

(2)屈折の原理
 右の図は、「ホイヘンスの屈折の原理」です。(色彩書籍では見掛けませんが)大切なので説明しておきます。
 媒質Ⅰと媒質Ⅱは(真空から空気へ)または(空気から水へ)と考えます。 
 Ⅰ・Ⅱの接続面は(界面)、光の速度は、真空が最も速く・次いで空気・水は遅い・・です。
 いま、A―A’へ光が進んで、A点の光は(水中に入り)ますが、A’側の光はまだ空中を進んでいます。
 A’の光がB’に到達してからは、どちらも水中で遅いので、平行に進みます。
 A―BとA’―B’の長さが違うので、光の進路は屈折しました。
このときの速度、 V1/V2=λ1/λ2=n12(←屈折率)、 と説明されます。

 さて、ここまで(OK)でしょうか?・・。(慣れない人は、落ち着いて図面を追って下さい)。
 (V1)は、空気中の速さ(ほぼ光速と同じ)だが、水の屈折率はほぼ(1.33)なので、水中の速度(V2は3/4)になる、と思って下さい
 (図面のように水に差し込んだ光は、下向きに曲がります。