発光範囲の移動 


(A)色温度色相環
 色温度の図に示された、温度の上昇に伴う(色の変化)は、赤→白→青の変化で、色相環の色変化(赤橙黄緑・・)とは別物(無縁)と考えられたようです。
 筆者はこれを(赤黄白空青)と捉え、(緑色が白色に変った)と考えました。
緑色を中心に(赤と青の3色が揃っている)とすると「赤と緑で間は黄色に、緑と青で間は空色に・・、真ん中の緑位置では、3色全部が揃うので白色になる」と考えるのです ←(先日の夕日の色は、白→黄→赤の変化をしました)。

(B)発光範囲の移動(※)
 右の図は(相対分光放射強度)ちょっと何のことだか??。よく見ると 2000K° 3000K°の図を重ねたものなので、温度毎にバラして、並べ直して見ましょう(左から右へ9枚)。
 2000°の図は線より下・右側を波長色で塗りましょう。(3000°、4000°も同様・・、) 5000°、6000°、7000°は線より下を色塗り、10000°、20000°は線より右側を色塗り・・
以上で(色温度と光分布の関係 ←)が見えてきます。
(始めの光分布は500より中波長(赤い色)に限られていたが→次第に傾斜が緩くなり→やがて全域に拡がり(5000辺りが分布のピーク) →左側傾斜になり →青域の色だけ(600より短波長)になる、
 つまり(温度の上昇に伴って、発光範囲が、長波長域から、短波長域へ移動する)のです。

(※)本項目の説明容および図面は(2010.2.27)のもので、発光範囲(次項)については、当時はまだ不明でした。