色温度 

 
(10) 色温度

(A) 色温度
 製鋼所の炉内の状況は(高温のため直接測ることが出来ないので)炎の色によって温度を推定しており、これを(色温度)と呼んでいます(左図)。
 物を熱すると、始めは赤黒いが→次第に橙色→黄色→白色へと変化し、さらに高温にすると白に青みが入ってきます(これ以上の高温実験は出来ないので、青色域は推定です?)。
 (黒体放射が・・・とヤヤコシイ説明がありますが、不要?)、要は(色・温度の対応が作れた)と言うだけで(実際の因果関係)は全く有りません。

(B) 演色性
 色温度の問題点として取り上げられた話は、
 白熱電灯や蛍光灯の色種別(昼光色、温白色・・など)と色温度との対応と標準色の設定など・・、照明光源としての演色性の話だけです。

(C)色温度と色環
 この(色温度の図)を見て、何か気付きませんか?・・(皆も考えてみて・・)
 筆者は、この図を見た途端に・・・
*(色相環の色並び)との違いが気になり、何故だろう・・とムキになって考えたものです。
 さらに、もう一つ・・、 一昨日の右側の図面(白熱電灯の分光分布図)を、遡って出して見て下さい。
* 色温度で(3000℃辺りの線)と(電灯光の分布グラフ)は、ほぼ一致すると思いませんか。