エネルギーレベル 


(筆者の話は、概念を紹介しているもので、詳しくは(物理・量子力学)を参照して下さい)

(5)エネルギーバンド
 衛星と同様に、原子の場合、その時のエネルギー状態に見合った軌道で電子は廻っています。 いまこの電子に外乱(電磁気的な力)を加えると、エネルギーレベルが変わり電子の軌道が変わります。
 強力な(電界や熱エネルギー)などで励起されると、そのとき電子は上位の周回軌道を取りますが、そのうち力を失い速度が下がり、次第により下の(元の)軌道へ下ってきます。
 原子の場合、中心の核(陽子の数)などの都合(量子条件)によって、電子の飛ぶ(飛べない)軌道の高決まっています。
 周回軌道は、速度を落としながらも安定していますが、下のレベルの軌道には(徐々に降りるのでなく)一挙に転落します。 このときのエネルギー段差のバランスのため(発光する)と言われています。

(6)軌道の共振
 電子が採る周回軌道の長さが、ちょうど波長の整数(n)倍になると、軌道と電子が共振をして(定在波)が起こります。
 (n)の値は、始めは大きい値だが次第に小さくなり、・・321となって、さらに下の周回軌道に変わります。

 少しゴチャゴチャしましたが、いろんな条件に合わせて、エネルギーのやり取りがあり(発光は原子レベルでのエネルギー交換の一形態だ・・)と理解して下さい。