人工衛星 

(4)人工衛星とその軌道
 石を強い力で投げると、遠くへ飛びます。次第に力を強めて、石の遠心力が、地球の引力を超えると(秒速8キロ程度?)、石は地面に落ちないで、地球の周りを廻るようになります、これが(人工衛星の原理)と説明されます。

 実際には、東向きに発射して(地球の自転速度を味方にして)スピードを稼ぐ・・とか、 南北に振らせて査察範囲を広げるとか、より低空を飛ばして偵察衛星にする・・、など 色々のバリエイションがあります。
 更に速度を上げて高度を稼ぎ、地球の自転周期に合わせて、一地域の上空に留まる静止衛星があります。(おなじみのナビゲイションや気象放送や時報静止衛星など・・)←微妙に位置調整をしないとズレてくる) 
 始めに高く打ち上げられた衛星も、そのうち徐々にスピードが減り、軌道が次第に低く下ってくるのです。→(其の儘だと更に高度を下げ大気圏突入・摩擦熱で炎上・・となります。)

 筆者が勤務したのは、極軌道衛星と言って、北極と南極を経由して、地球を1日で1周するものです(上り周回と、下り周回とがあり、毎日2回のの観測が決まって行われます ←ワカルカナー?、筆者も実際経験するまで知らなかった)←(大分話が横道に逸れちゃったネ・・)

 今日の要点は、「衛星の高さは、速度によって決まるので・・普通は「スピードを失って、徐々に高度が下がってくる」、ということです。