光りに色は着いてない 


光りに色は着いてない

 (太陽光のスペクトル)
 色彩の話では、上のようなスペクトル図が必ず出されますが、これまでのものは(どれも不正確で)正しいものは皆無でした(※)。(本図も若干調整されてるが?)ほぼ正確に描かれた(観測データ)のようです。
(※)← 波長表示のため色の配置が不自然(赤色幅が拡大、青色幅が縮小されている)、暗線がない、見えない筈の両端が描かれている、実際は黄色と空色が小幅に入る(参照:2010.3.23)

∴ (七色スペクトル)は、
CDを(細い線状)光源に翳すと(七色模様のスペクトル)を見ることが出来ます(定量的な観測は,ムリですが、色配置の様子はよく分ります)。

 (光りに色は着いていない)
 虹などで見られる(太陽光の色数)について、日本では(赤橙黄緑・・)七色ですが、国や人種により異なっています。
 スペクトル図を、大きく概略的に眺めると、赤色から→緑色→青色へ連続的な変化で、色幅からはこの三色が主体のように見えます。(←三原色と思った ※)

※ ニュートンの実験以降(光りと色)の論議が出され(三原色の範囲や波長)を求める動きが起こりました。その後は、三原色から→単一光→色相環→加減法混色→グラスマン則→等色関数など・・と進みました ←(ほぼ全ての面で、誤りが明らかになっていますが)
 (現在の色彩学)は、この混迷の深みから・・抜け出せないでいるようです。

(また、横道に逸れてしまいましたネ・・、(話を戻します) 
 図を詳細に観察すると、右図のような暗線が無数に入り、光りは全域で(細ま切れバラバラ)で全く連続していない、ことが分ります。←(光子・光りを粒と考える)
 今日の話は、実はこれだけ?で・・、可視光線の範囲内(外も)の、光り自体には(波長が違うだけで、何の変化も無い)ことを・・(三原色の実験に先立って)再確認して欲しかったのです。
 「光りに色は着いていない」が、筆者の今回講座の主題です。(詳細はこれから・・)