人工光 


(E)人工の光
 きょうの図面は、演色性による画面の変化を見事に示しています(←市販の書物から)。
 しかしここで注意・・と言うのは、 デハ、この中のどの表示の色が正しいのでしょうか?・・。
(一般光で目で見た場合は、こんなには目立ちません、違いが分るように極端な例を出しています、)  実は、色の種類や表示をするときに、環境照明の状況や、透射・照射で提示する色の種別などは、何にも決まっていないのです。
 簡単に言うと(現在の色扱いでは、どんな光りに照らされようと(トマトはどれも赤色で変わらない)のです。(←周りに比べて(最も近い色に見えた)ものを「等色←(色相だけで明暗や彩度はない)」として同じ色に扱います。
 ←「等色」の扱いが不適正なのです(全ての間違いが、ここから出てている)(※)

∴ やはりこの侭でよい筈は有りませんネ。光については、スペクトル光の表現方法や、連続光も集中や傾斜などの様子・・など。 色についても、標準光(太陽)に対する色の変化の様子などをどうするか?・・など、
 (詳細は、別に・・検討を行います)

(※)現代の色彩学の基礎(三原色やグラスマン則)は、十八世紀(まだ電球もナイ)頃のもので、現在の人工光(ガス放電やダイオード発光など)に適合しなくても(至極当然)のことです。
 どんなルールも適用に当たっては、環境・条件などの可否は当然検討し(取捨選択)をすべきです。
 現在の色彩学は(当時ルール)を(盲信的に、押し付け・当て嵌める誤り)を犯しています。

 (光物理の基礎)を目指して・・二月余りこれで(光りの基礎)はひとまずクリア・・、如何でしたか?、これなら追いて行けそう・・、少しは先が明るくなったでしょうか・・ネ(筆者の方は、益々疑問が増えて・・?、コマッテますが)
 明日から愈々メインテーマの、「光りと色」に進むことにしましょう・・!!。