可視光線の範囲 


4、可視光線の範囲

 可視光線の範囲は(波長で380〜780nmぐらい)と言われますが、決められていません。 筆者も天文台に問い合わせましたが、「光りの存在は確認しているが、境界は暗くて分らない」とのことでした。
 見えないのは、視覚(能力)だから止むを得ないのですが、これを(可視光線の範囲)と限定して良いのでしょうか?・・ 
 (音の場合、単独の音では5000Hzまでしか聞こえない人が、楽器などで(もっと高い倍調波を含んだ)音色の違いを確実に聞き分けます)。 
 現在では(域外の光線)の視覚への影響が色んな手段で確認され、利用もされています。

* カメラ画像では、紫外線や赤外線の影響を避けるため、フィルターで除去してます。
* 蛍光色などでは、紫外線などで発色するものがあるようです。
* 物体からの散乱波には、倍調波があり、色が白っぽくザラついた色になる。
* 夜間の赤色信号灯の透過力は、他の色と比べて秀でています(赤外域の感度?)
* 新しいガス放電の光源では、強力な域外のスペクトルを持つものも多い

 既成の可視光範囲以外は、一切見向かず(測定もしない態度)の現状は、オカシイ(異様だ)と思うのですが・・。

(※ なおこの図面は(2010.2.25)のもので、電磁波の分布(オクターブ表示)の図なのに、光りの範囲は(単純な波長並び)になっており(部分抽出)として間違っています。(手元の全書籍がこの表示で、正しいものは皆無でした)