色の基準 


 色の基準

 昨日の話で、色は、辺りの光の状況(強さや光質)で変わっていました。 これまでの、私達の(色の話)も実は、(大凡の傾向)を述べたもので(詳しく正確な話では無かった) ことに気付きます。
(色の基準がナイ)
 正しい色の基準を知りたくて、いろいろ探しましたが・・テンデ見当たりません(私の不勉強か?)。
 色の基準と思われている(マンセル色票)も、(100%)を理想の白とし、実際の白は(95%)程度なら白に(黒は10%以下)しときましょう。・・という具合で、(物理・数量的な決まりではナイ)のです。
(スキャナの読取値)
 市販の(標準色票)をスキャナで測ると(表示値と合わない)ので、メーカに問い合わせると、(スキャナ用に限らず色の基準は、会社別で違っいます(うちのように(大きい所)では、多数の基準色を持っており、スキャナ同士でも機種によっても基準色は違ってきます・・)、という答えでした??・・(これこそ私の不勉強でした)。
(色空間)
 筆者はこれまで、(色空間)を言葉どうり、理論的に(色が存在し得る範囲の空間)と思っていましたが・・、
 色彩メーカサイドの話を総合すると・・、三原色に則って各社は夫々自社規格の標準色(その会社の三原色)を決めてをり、会社の製品は、この色範囲からはみ出すものはナイ・・。 だから会社夫々に(独自の色空間)がある・・、ということらしいです・・
 ヨットの帆に三角形を描いた(等色関数の話)は、これだったようです ← オカシナ話はこれ位で・・
(太陽光のスペクトル)
 書籍のスペクトル表示を集め比較しようと思いましたが、上図に見られるように・・暗線どころか色並びを見ただけで完全に違っています。 ← 光りの強弱が決まってないので、若干の違いは予想したが・・・コレハ余りにもヒド過ぎます(精密な周波数関係は後に詳述します)。
 殆どの図面は、色の分布に無関心で、いい加減に色を塗り上げたとしか思えません・・が、
一応良心的なものは・・*暗線を多く入れているもの。 *不変波長(黄色・空色)と他の色並びが適当なもの。 *可視光線範囲の両端は(暗くて見えないのに)描かれているものは(×)です。
(太陽光の色光環)
 (ニュートン)は、太陽光のスペクトルを発見し、科学による色彩の道を開きました。このスペクトルが(色環並びになる)ことも示していたようです。 その後、色々の主張に基づいた色環が出されて、いまや数えきれない程です。←いずれも(色を主観的に捉えたもので、物理化学的なものはナイ)
 筆者は、上図のような(太陽光色環)を作り、これから(オクターブ表示・センサー色配置)を逆算しています。
 (太陽光は、やはり色の根源です、いま挙げただけでも、こんなに多くの問題を孕んでいるのです・・)