ブリュッケ現象 


 ブリュッケ現象
 これまでの(旧色彩学)は、明るさは、色が持つ属性の一つ(色明度)だと格下げし、光の作用・効果であることを(無視)してきました。 私達は「光の強さによって色が変わる」と主張して、色々の実験などもしてきたのですが・・、これらは(レゾルト−ブリユッケ現象)として、早くから知られていたようです。
(ブリュッケ図)
 同じ波長の光でも、明るさ((輝度)が変わると色相が違って見える現象ということで、(図のように色相が、明るさで移動する)と説明されていました。
 明るいとき、色は全域に分布していますが、暗くなると、赤寄りの色相は短波長側へ、緑寄りの色相は長波長側へ移動をする・・(両者とも黄色に近づく)ように見えます。
 黄色は、両勢力の中間で、波長の移動は殆どないので(不変波長)と呼ばれています。
←(青と緑)も同様で(空色)へ移動のように見えますが(波長表示のため判り難いが)・・、(黄色571nm)(空色506nm)(青色474nm)の三つが、不変色相です。
(ブリュッケ図は色感度)
 今日のグラフも、(二重線〓〓〓〓)を入れて、横に細長く切ると、スペクトルになります。
 つまり、・・私達の実験内容と全く同じことをしている・・と思いませんか?、
 →(ブリュッケ図は、(色の移動)と説明されましたが、波長側から見ると・・波長によって見える明るさが違うので・・波長別の感度限界 ←(つまり、色感度の図、になります)
(色の移動は隠された) ←チョットまた横道ですが・・
 このブリュッケ図は(専門書にはあるが)一般の色彩書(検定や解説など)には、まづ掲載されていません(これほど大切なことが・・なぜ無視されたのでしょう?)。
 固定した三原色論を展開するのに、よほど都合が悪いと思ったようですネ。例え、気に入らなくても、事実を隠したり、ネジ曲げてはいけません。(ここが大きな誤りへの舵切りポイントでした)
(感度センサーと不変色相)
 センサーの感度域が移動をする(それもLとRが反対向きに動き、中間の黄色が不変色相になる・・)、従来の三原色論では、この辺りは全く説明が付きません。
 (ここは(明るさで色が変わる)(色の違いは目の感度による)をシッカリ心に留めて、さらに探求を続けることにしましょう)