B ’k 図と色感度センサー 


7B’k図と色感度センサー)
(B’k図と波長感度図)
 ブリュッケ図は、赤(青)色に見える波長範囲が、明るさで動くことを示した、もの(縦の曲線)ですが・・、(グラフ範囲の下限は)赤や青色に対する感度限界の波長を示しいます。
 分光感度曲線(2012.6.7)は、3種の錐体センサー(LMS)夫々の(出力)感度曲線を示しています・・、そこで(この上下を反転させて)入力感度の代用として使います。
 ←(29日の右側の図は、両図を波長で重ねて表示したものです)が・・・、これらの図の相互の波長関係が、精密に実に巧妙に対応して動作していることを見て下さい。
(LとMセンサー)
 LセンサーとMセンサーの帯域特性はよく似て(Lセンサー帯域の中心は(575nm)付近、Mセンサー帯域の中心は(535nm)付近と非常に近く)おり、ととくに(空色)より青色側では、両者は殆どに重ななっています。(センサーの感度域は広いが、感度中心は近接し(色域の中心ではなく)傾斜の回転中心になっています)
(L-M)センサー)
 このままでは両者の違いは殆ど無いので・・ いま、(L・M)両者の違いに着目し(L-M)と差を求めると青色域の感度は消え、空色域から緑-赤色域に向かう程感度が高くなる(傾斜型)の感度特性が得られます。
 つまりこの(L-M)感度は、(該当波長帯域の入力レベルではなく)、この部分の(強度レベルの分布傾斜)を見ているのです。
 光の帯域分布は、緩慢な変化で急変しないため、この傾斜は、事実上赤外波長域への光の分布状況が察知出来ることになります。
 つまり(空色)より赤側では、L-Mの傾斜型の感度により、赤外域への感度帯域の拡張が出来るのです。
(Sセンサー)
 上と同様に(S-M)の出力を求めると、空色より(青側に強調された)感度帯域が出来ます。青色が、紫外線域に近いので(危険防止のため)青色側への強調と、白色化(眩惑)が有ると思われます。

(センサー感度・光の強さ・LMセンサーの原理・・など)
 これらについては、年末(12月中頃)から年始にかけて(また3月中頃以降に復習を重ねています)。 この辺り未消化の方は、話がかなり錯綜しますので、順を追ってシッカリ内容を掴んで下さいネ・・ ウロ覚えで、議論を振り廻さないように・・(一般常識とは違う所が多いので、貴方の色感覚がオカシクなる・・)