センサー感度と許容レベル 


 センサ−感度と許容レベル
(センサーの数)
 棹体センサーは、夜に働く高感度だが、数が非常に多く処理に時間が掛かるようです。
錐体センサーは、昼間の豊富な光量で、色を扱います。数が少なく反応・処理も早いようです。 L・M・S錐体の数は(6:3:1)と言われ、3原色の要素としては極めて(アンバランス)のように思えます。(右側は錐体の分布図)
 棹体では(素子数の多さ=高感度)のように言われるが・・、錐体では、最も数の少ない(Sセンサー)が、一番感度が高いように見えます。

(色光別の感度)
 色光に対する、目の感度について、全く資料が無かったので、不十分な設備(私用のカメラを利用)ですが・・(色電球や発光ダイオード)を使用して(目の感度)を調べました。  図面は、カラーダイオード(赤8コ・緑4コ・青4コ)の3種類と、3種同時照射です。露光の変化幅は(1Lv=1/2)幅です。
 感度の高さでは、青色が最も高感度、緑色がそれに続きます、赤色は暗く弱く見えますが限界レベルは低く(むしろ高感度です)、3者に大きな差は無い(迷走光の誤差がありその範囲内?)ようです。

(色変化が白に飽和する)
 先の感度試験では、光りが飽和して(白濁)するまでの許容幅が、3者で大きく違っていました。
* 青色(短波長)では、見え始より(5Lv)も高いと、(完全に白色化)します。
* 緑色は(少し許容幅が広い)程度ですがやはり(白くなり)ました
* 赤色(長波長)では、黒から赤色への変化は、ゆっくりで、次第に(黄色に変化)します、さらに光を増しても白にはなりませんでした。

(青色の白飽和)
 青色は、色の変化が激しい(色感度が高い)が(許容範囲が狭く)低レベルで飽和し、すぐに(白く変色)します。
 赤色は、色の変化は緩慢です(色感度は低い)が(許容レベル範囲がの変化は(青成分の白化の影響)と思われます。 青色は短はちょうで、紫外線領域に隣接するため
、危険防止のために(白化=眩しい)の警報と思われます。