視覚は高度な情報処理 


 視覚は高度な情報処理
 色とは何か?‥なぜ色が見えるのか?‥、これらは古くからのナゾで、色彩学の(永遠のテーマ)になっていました。 私達はいま、改めて色の原理に挑戦し、漸く正しい解決への道筋が見えてきた所です。
 18世紀頃から始まった近代科学は、多くの分野の発展・成長を遂げてきましたが・・色彩の世界だけは、この科学を受容れず(理解出来なかった)混迷の道に進んでしまったようです。
 これまでの色彩学は、「光りと色の関連」ということで・(三原色・等色・・など)既存の色(素)を追いかけていたようですが・・
 私達は、「光りに色は着いていない・・色は頭脳が創り出したもの・・」を旗印に、光りは何か、光りの挙動・・など、科学を重視し、事実を軽視しないで・・ここまで歩を進めてきました。 おかげで、これまで分らなかった(色の原理)が、少しは明らかになってきました。
 これまで絶対的と思われた(三原色説 ←色素(色光や色料)を基本とする、感覚的な扱い方)は全く違っていました。 色はやはり、頭の中にありました。目は光の状態を調べて、その状況を神経を通して頭脳に報告し、頭脳(コンピュータ)が、画像の組立てや解析などの(情報処理)を行い、色々の判断・結果を(色として報告)してきたものでした。
 これからは、実際の色体系が、どんなモノで、どんな形や配置、どんな性質を、持つだろうか?・・・など・を調べてゆくことになります。
 筆者はこれまで、「4軸8色の色立方体」の色の配置を提唱してきました(これは色の見え方、という事実に基づいて纏めたものです)が・・・。
 色の基本(根本的な原理)が変わったので、これまでと全く違った(ルールや考え方)も出て来ることもあるか?・・と思いますが・・、柔らか頭で行きましょうネ・・・。

(実際の色配置・取付きの前口上だけなりました、明日から本論に入ることにします)