補色と色の基点 


 補色と色の基点
(補色)
 日の丸のような色模様を見詰めて、イキナリ目を閉じると、そこに反対の色(緑色)模様が見えます。 上のような色環の場合、丁度反対の位置になるので(反対色)と言います。 正確には「両者を足すと灰色になる」色の組み合わせを(補色、←補い合って元色になる)の関係と言い・・、実は、(白と黒)が補色の代表です。 また、どの色も単独では存在せず・必ず補色と一対になっているのです。
(元色)
 全ての補色の組みの中間点が、灰色で(一致する)ことは、逆に(全ての色が、ここから拡がっている)と考えることが出来ます。
 後に詳しく説明しますが、ここが、全ての色の要素[(色相の配置や相互の空間距離)、(色彩度)や(色の濃度)や(色純度)・・]の基点になっています。
(グラフの説明)
 赤い線では、広範な光りの強さが、指数関数(曲線)で表され・・、明るさはその内の一部を切り取った形になり、強さと明るさは、正比例の(直線的な)対応にはなりません。  色は、光のある強さを基準に、+−方向に一定の範囲に広がって(補色と対になる)います。  中心付近は灰色で色の変化は急峻ですが、中心から離れるとそれ程色の変化を感じなくなります。
(従来の色の3属性)
 ← (従来の色彩学は、全ての基点を(黒色)位置に置いたため、色の基本の3属性(色相・彩度・明度)のいずれもが(矛盾だらけで、纏まらない)・・のです)。
∴ カラーコーディネイトと称して、色んな(色配置や分類・組合せ)が出されていますが、全て(従来の3原色、←基本的な色配置や相互の関係を誤った)から導かれたものです。 ←ここは、後に詳しく説明を行います。
(補色は待ち受け画面の色)
 画面のポイントデータを(掃引して、合計、平均を求める)としましたが・・、実際には、前回の掃引のデータの値を提示して、差し引きを行い(差分データ)を積算する(移動平均)という手法を使います。
 前回データの提示に、正負(+−)の反転値を提示すれば、同じ値(色)なら変化無しで(0)、変化があれば(差分値処理)・・という手順になります。  補色はこの、次回の掃引計算のための(待受けデータ)だったのです。