なぜ「新色彩」なのか?

1, なぜ「新色彩」なのか?

 この講座がなぜ「新色彩」なのか?、何故再開するのか?簡単に説明をしておきます。
 従来から(現在も)主流の色彩学は、その基本を「グラスマンの3原色」に置いています。この規則自体は(光の現象を正しく分析評価した)もので、色彩学の進歩に偉大な貢献をしたものです。しかしその中の「等色」の言葉が紛らわしく、その後の誤解(=色が等しい)を産む元になりました。
 絵の具や印刷インクなど色料の利用者から「減法混色(CMY)」が提起され→加減法混色と統一→円盤色相環→色の3要素‥と無定見な誤りや拡張解釈を重ねてきました。
 印刷関係は(CMYの減法混色)フィルム写真の関係は(RGB)と夫々が独自の主張を固執したまま、これらは一般に公開・交流・検討されないまま、工業的なノウハウや軍事機密など、秘密のベールで隠されてきました。
 その後、テレビが普及し、個人がコンピュータで色彩を操つる時代になって(秘密)を開いてみたのが、現在に色彩学です。 白黒を無視した3原色、RGBの光とCMYの色料を混同した(6つの3原色?)」など‥(3原色が通用しない)は今や誰の目にも明らかです。
 しかし現代の色彩学は、(矛盾だらけの三原色)を訂正出来ないでいます、(おそらく新体系が見つからないから)でしょう。(エライ先生方はワカラナイとは言えない)らしい‥ですネ。ヘンなコケンに拘ってこれ以上に嘘を積み重ねることはヤメましょう(正しい発展の妨害になる)。
 これからみんなで正しい道を探して行けばヨイのです。私のレポートが、そのための端緒になれば‥と思い、再び筆を採った次第です。
 (なお、本講座は色彩学の根本的な改定を迫る大変な内容です(初学者や子供たちも見る)素早い採り上げと対処(黙殺しないで)をお願いする次第です。(先日のビデオ(尖閣列島)ではないが、日時が経つほど混乱が大きくなるおそれ‥)